ここ2、3年でコンビニに行く機会が大きく減った。もともとコンビニにはあまり行かなかったのだが、愛する中日ドラゴンズの昨今の低迷でスポーツ新聞を買うことも少なくなり、新聞のついでにコンビニスイーツを買うことも、昨年から始まった小売店でのレジ袋の有料化を境に少なくなった。
プラスチックごみ問題から始まったレジ袋の有料化。歴史の最初の方で『貝塚』を習うように、人間とゴミの問題は切っても切り離せない。家庭からのゴミだけでなく、産業廃棄物や使用済み核燃料といった様々な問題を抱えている。
地球上だけではない。空を見上げてみると・・・。美しい星空の中にもゴミ問題がある。そう「宇宙ゴミ(スペースデブリ)」だ。
人類が宇宙に向けて発射したロケットは4000以上。その宇宙活動によって生じたのが宇宙ゴミだ。ロケットや人工衛星などの部品や破片、宇宙飛行士が落とした工具など、様々なものが漂っている。いや、漂っているのではなく、地球の周りをものすごいスピードで周回している。なんとその速度は秒速5~10kmだそうだ。直径10㎝のゴミが宇宙船に当たれば完全に破壊してしまう。5mm程度のゴミでもピストルの弾丸を打ち込まれたのと同じ衝撃らしい。現在1㎝以上の大きさの宇宙ゴミは50万個以上あるとされている。
気象衛星やGPS衛星(カーナビなどに利用)など、今の生活に直接かかわるたくさんの衛星がある。もしそれに宇宙ゴミが当たれば・・・。宇宙ゴミは宇宙の環境問題なのだ。実はその宇宙ゴミの回収という技術では、日本はトップクラスなのである。
ゴミ問題など国際的な取り組みが必要なものは山ほどある。情報社会の今、多くの問題についての知識を世界中の人々が共有できるようになった。そして技術の進歩で宇宙旅行が夢物語ではなくなってきている。宇宙ゴミに対する意識もこの先どんどん高まるだろう。
ところで、夢現塾でのゴミ問題は消しゴムの消しカスであるが、授業や自習が終わると、生徒たちは机の上の消しカスを集め、ゴミ箱にきちんと捨ててくれる。みんなの意識が高まれば問題も解決できるという良い見本だ。
p.s. 明日から中学生は期末テストにむけてのテスト対策授業の始まりだ。そして小学生はMJテストが控えている。しっかり目標を持ち、達成に向けて頑張ろう。勉強に疲れたら、たまには美しい星空を見上げて気分転換するのも良しだね。