幼少期、ブロック遊びが好きだった。
両親が言うには、放っておくと何時間も夢中で遊んでいたらしい。
しかし小学生頃になると、興味はプラモデルに向かい、ブロックで遊ぶことは少なくなっていったためか、ブロック遊びの記憶はそれほど残ってはいない。
そんなブロックといえば、皆さんおなじみの 『レゴ』だが、これがとんでもない可能性を秘めているらしい。
なんと、
レゴを洗濯機でまわす
というのだ(笑)
数学者Ingo Althöfer氏は、バケツいっぱいの古いレゴブロックを洗濯機で洗濯するという実験を行いました。
その実験では、70分間40℃の水温で洗剤は使用しないという条件の下、すべて連結していないバラバラのレゴブロックで洗濯を行いました。
その結果、洗濯を終えたレゴブロックは、単独ではなく他のブロックと連結し、ただ洗濯しただけとは思えない複雑な形を形成しました。
ほとんどのブロックは2つ以上連結し、最大6つまでブロックの連結が見られました。
彼の研究では、レゴブロックに似た他の製品を用いた実験も行い、そのほとんどがレゴブロックと同じく複雑な形になることがわかったそうだ。
つまり、ブロックおもちゃの洗濯には、
数学や生命、アートなど様々な分野に応用できる可能性が存在するらしい。
また他には、絶対零度(-273.15℃)の環境下で、断熱材に利用することも考えられているそうだ。
レゴブロックの中身は空洞で、ブロックごとの接続による接触面積は非常に小さく抑えられているため、熱伝導率を非常に低く抑えているとのことだ。
う~ん、恐るべしレゴブロック。
「知育玩具」というだけでなく、我々の科学にまで様々な恩恵を与えてくれるらしい。
先日、家電量販店のおもちゃコーナーを覗いていると、さまざまなレゴの製品を見つけた。
なんだか作ってみたい衝動に駆られたのだが、うちには暴れん坊(ネコ)がいることを思い出し、諦めた。
う~ん。。。
自分の部屋が欲しいなぁ~・・・。(笑)
最後に、Althöfer氏からの警告を皆さんに伝えよう。
洗濯機にレゴブロックの小さい、または壊れそうなブロックを入れないで!
洗濯機が壊れちゃうよ!
だそうです(笑)