4月も半分が過ぎ、新入学・新学期・新生活にも少しずつ慣れ始めたころだろう。
きっと夢現塾生たちも、たくさんの新しい友達ができたことに違いない。
しかしながら、新学期・新生活の不安がまだまだ消えない・・・そんな人も多いのだろう、ネット上でこんな記事(相談)を見かけた。
母:息子のクラスの先生が「あだ名」を禁止しているが、先生の説明(いじめにつながるから)に息子が納得しません。みなさんはどうお考えでしょうか?
長かったので端折るとこんな内容だった。
どうやらその学校の先生は、あだ名・呼び捨てを禁止し、お互いを「くん」「さん」づけで呼ぶことを徹底しているそうだ。(最近では男女差別と言われるので、「くん」も禁止し「さん」のみとも。実際、算数の文章題なんかは男女問わず「さん」統一されている。)
僕もさっそく気になって小学生たちに聞いてみると、
「え~ふつうに(下の)名前(だけ)で呼んでるよ~。」
「男子(女子)は名字で呼び捨て~。」
とのことだ。
じゃあ、あだ名とかで呼んだるするの?と聞くと、「~っち」と名字とくっつけたあだ名は今も健在で、僕らの頃と特に変わらない。他には「キムタク」・「マツジュン」のように、名字と名前の頭でくっつけるあだ名も多いときく。
確かに差別用語的なあだ名や、ただの悪口のようなあだ名は使われるべきでないが、相談者の学校の先生はこのようなあだ名も、すべて禁止しているそうだ。
どんなあだ名であれ、もしかしたらいじめの対象になることもあるかもしれないので、軽はずみに「そんなの良いでしょ!?」と声を荒げることもできないが、なんだか腑に落ちない。
ルールを決めそれを遵守させることも大切だが、できればケースバイケースで教師が指導して、子どもたちも納得するようにしたいものだ。そしてそれが「教育」だと思う。
気安く呼べるあだ名が、友達同士の「心の壁」を取り払うきっかけになったり、友情をはぐくむこともあるので、それを一緒くたにして全て取り去ってしまうことは、なんだかとてももったいないことように思えてならない。
僕は・・・「みやひろ」、「みやっち」どちらももちろんOKですよ(笑)。