「字が読める」というのは、あたりまえ?教科書も読めるし、マンガも読めるし、スマホのメッセージだって普通にやり取りできる。そして、このブログも読めているはず(笑)
でも実は、これは世界レベルで見るとまだまだ「特別なこと」だそうだ。
「識字率(しきじりつ)」という言葉を聞いたことがあるだろうか。「その国の人たちの中で、文字を読んだり書いたりできる人の割合」のことだ。日本の識字率は、もちろんほぼ100%といわれている。ほぼ、というのは高齢者の一部や外国から日本に来た人々が含まれるから。読めるのが普通じゃないの?と思うかもしれない。でも、世界を見渡すと、全然普通ではないそうだ。
UNESCOのデータ(2024年)によると、世界全体の識字率は約88〜91%。つまり、世界にはまだ約7億4千万人が文字を読めない状態にあるのだそうだ。(驚)アフリカの地域では識字率が69%、アジアの一部では77%にとどまっている地域があるそうだ。ということは、教科書があっても読めない、病院の案内が読めない、仕事の契約書も読めない人たちがまだまだたくさんいるということだ。(汗)
日本では歴史でも出てくる江戸時代の寺子屋や、明治時代の学制で「読み書きそろばん」や「文字を学ぶ」文化がしっかり根付いていった。「学校に行くのがあたりまえ」と思っているのは、昔の人たちが一生懸命作り上げてきた、仕組みが生きているおかげだ。
文字が読めないと、人から聞いた話をそのまま信じるしかなくなってしまう。それから、将来の仕事の選択肢も大きく変わってくる。文字が読めれば学べる範囲が広がって、自分の可能性も広がる。さらに、国民全員がしっかり学べる社会によって、国全体の技術や文化も発展しやすくなる。日本が多くのノーベル賞受賞者やアニメや漫画などの文化も、世界に多く発信できるのも、識字率の高さと関係あるのかもしれない。
学校に行けて、本があって、自分の将来をたくさんの中から選択できる。世界にはそれが手に入らない子どもたちもたくさんいる。文字が読めること、学べることは、世界に誇れる「日本のすごさ」のひとつだ。