天体観測といっても、「午前2時 踏切に 望遠鏡を担いでった」で始まるBUMP OF CHICKENの曲のことではない。
ちょくちょく日報で書いているが、何かしらの天体イベントがあると空を見上げがちだ。9月8日の皆既月食の日には、午前2時より少し前、1時過ぎから近くの公園に行った。にわか天体ファンなので、天体望遠鏡を担ぐわけでもなく、水分補給用のお茶を持参。月が欠け始めてから皆既月食になるまでの約1時間を初めて見続けた。
満月が地表を照らす意外な明るさ。次第に欠けていく月に吸い込まれるように飛んでく飛行機。はるか遠くの空で光る雷。月食+暗さに目が慣れることで見えてくる星々。わずか1時間ではあったが、普段の生活とかけ離れた非日常の落ち着いた時間を過ごした。
次回の皆既月食は来年3月3日。しばらくは空を眺めることがないと思っていたら、次の天体イベントのニュースが飛び込んできた。今年になって発見された「レモン彗星」が、10月21日前後に地球に最接近するそうだ。予想以上に明るさを増しており、うまくいけば緑色に輝いて見えるそうだ。
専門家の計算では、前回の最接近が7世紀前半の頃。日本でいうと飛鳥時代だ。そして次に太陽系に戻ってくるのは西暦3421年!今回が最初で最後のチャンスというわけだ。
明るさを増したといっても、試算では5等級の明るさなので、肉眼ではボヤっと見える程度。にわか天体ファンなので、次は双眼鏡を片手にと思っている。ハレー彗星以来、彗星の観測とは相性が悪いが、オリオン座流星群が極大になる時期と重なるそうなので、今度こそはと非常に楽しみにしている。
夢現塾生たち。勉強や勉強、勉強などで疲れたときは、リフレッシュのために非日常を味わうのがいいかもしれない。自分に合った気分転換の方法を見つけることも、1つの大切な勉強かもね。