2020年。新しい年を迎えると自然と気持ちが引き締まるものだ。しかし、今年はより一層その気持ちが強く感じる。数字のキリの良さなのだろうか、オリンピックが開催される影響なのだろうか…「やっと
2020年が来てくれたか」と待ちに待ったなという気持ちに溢れている。
そんな新年を迎え早
3日目のこと。私は東京で歩道を塞ぐほどの混雑に遭遇した。
そう、「箱根駅伝」だ。
上空には中継ヘリが待機し、観衆は今か今かと背伸びをしたり、カメラスタンバイをしたりと大忙し。
その時、大歓声が耳に入ると同時に、瞬間的に目の前を通り過ぎた選手こそ今年
2年ぶりの総合優勝を手にした青山学院大学の選手だった。
青学大といえば、昨年の駅伝の往路
4区での出来事の記憶が刻み込まれている。
当時
2年の岩見秀哉選手が低体温症を発症し、苦戦を強いられたのだ。
大会後、「走りたくない…」と一時はふさぎ込んだそうだが、原監督の「箱根の借りは箱根でしか返せない。
1年間、逃げずに戦いなさい。やっぱり期待してるから」という言葉に応えるように、走って走って走りまくったそうだ。
「自分のせいで負けた」という重みを背負った彼はこの
1年間、私たちの想像を遥かに超える苦しく辛い日々を送ってきたのだろう。
そしてその苦しみを乗り越えるには、ひたすらに走り続けるしかなかったのだろう。
その岩見選手は今年復路
8区で走りぬき、思いを繋いだタスキを肩にかけたラスト
10区の湯原慶吾選手が私の目の前を通り過ぎていった。
一瞬の出来事ではあったが、周りの歓声に包まれながら、自分たちが過ごしてきた
1年を一歩一歩確かに踏んでいるように感じた。
「かっこいい」
ただこの言葉に尽きた。
『一日の計は朝にあり』
『一年の計は元旦にあり』
『一生の計は少壮の時にあり』
夢現塾生のみんな。あけましておめでとう。
この1年はどう過ごしていくかはもう計画済みだろうか?いや、もう実行しているところだろうか?
「
1年なんて長すぎるから、そんなに計画通りにいかないよ!」と思ったそこの君。
ならば、まず朝起きてからその日どう生きるかを考えよう。計画しよう。毎日悔いなく過ごしていこう。それを繰り返すと気づけば充実した
1年が過ごせるはずだ。
そして君たちが今正に過ごしている「若い時」を懸命に生きることは、今後の長い人生の柱になるはずだ。
たかが一日。たかが一年。
されど一日。されど一年。
必ずその積み重ねが一生に繋がっていく。
悔いのない、最高で最幸な
2020年を過ごせるよう心から祈っています!
本年もよろしくお願いいたします。