先日の岡田先生のブログ。
タイトルにあった言葉、”Bless you”
これは僕が英語の授業内でよく使うフレーズのうちの一つだ。
初めて使った時は「え?何?何?何?」と困惑していた生徒たちも、今ではナチュラルに聞きいれ、使うことさえもある。卒業生は、学校で誰が一番にbless youを言うか競っていたそうだ。(笑)
ご存知の方も多いかもしれないが、Bless youとはくしゃみをした人にかける言葉で「お大事に」の意味だ。また、これは不完全な文でもある。
元々は、”May God bless you.”だ。
つまり、一般的に使われている”Bless you.”は「~なりますように」といった祈祷文を表すMayと主語であるGod が省略されている。
調べてみると時が経つにつれて、だんだん省略されるようになったようだ。(諸説あり)
そして、”May God bless you.”を直訳すると、「神のご加護がありますように」となる。
そんなに仰々しくしなくてもいいのではないかと、僕は思ってしまう。くしゃみをしただけでそこまで?と思うのは自然ではないだろうか。もし、風邪をひいているのであれば、「お大事に」と声をかけても、「神のご加護がありますように」とまでは思わない。しかも、日本でくしゃみをしても「お大事に」と声をかけること自体滅多にないだろう。よっぽど、ひどいくしゃみであれば話は別だが。
話を戻して、くしゃみをした人に向けて(May God) bless you.と言う理由は、大昔英語圏で信じられていたある迷信が関係している。
いくつかあるようだが有名なのは、「くしゃみをすることによって魂が抜けてしまい悪魔に体を乗っ取られる」というもの。
これが本当かどうかは定かではないが、そう信じられていたそうだ。日本の「どこかで噂されている」という迷信がかわいく聞こえる。(笑)
もし、本当にくしゃみをして魂が抜けてしまうのであれば、僕もぜひとも神に守ってもらいたいものだ。
このブログを書き始めてから今の時点で8回はくしゃみをした。
Help me, God!!!!!!!
※ちなみに交通公共機関でくしゃみをすると、全く知らない人からBless youと声をかけられます。
その時には、Thank youと返事をしてください。ナチュラルなコミュニケーションが取れるでしょう!
海外に行った際にはぜひご活用ください。