中学生諸君、期末テストお疲れさま!
自習室へ通う中学生で室内は熱気に満ち、連日満員御礼状態の中、「テスト嫌だ~」の愚痴もその分、幾度となく聞いた(笑)
まぁ、テストは本当に嫌だよね。費やした時間や労力がそのまま確実に結果につながるならまだしも、うまくいくことばかりではない。試行錯誤の連続だ。
今まで何度も聞いた生徒たちのセリフ
「本当にテストなくしてほしい!」
「中間ならともかく、期末は4教科もあって最悪だーーーーー!」
学生時代、僕も何度も何度も思った。
勉強が将来本当に役立つのか?
勉強よりも大切なものがあるのではないか?
勉強しないで、生きていけないものなのか?
なんとか楽に生きていける方法はないのか?
お金さえ稼げれば、勉強なんて必要ないのではないだろうか?
だったら、13億人の中国人から1人1円ずつ貰える方法を考案することに全身全霊をかける方が得策なのではないか?
10分の1の1.3億人に10円ずつ貰うことなら可能なのか?
100分の1の1300万人に100円ずつなら…
なんてね。
さて、本日は、楽して生きていきたい君に朗報?がある。
アラブ首長国連邦の1つ、ドバイという国は聞いたことがあるだろう。
とにかく恐ろしく豊かな国だ。
世界最高級の高層ホテルを建てるわ、人工衛星から見えるレベルの大きさの人工島群に高級住宅街を造るわ、砂漠のど真ん中に人工スキー場を造るわ、世界一高い高層ビルを完成させるわ、世界最大規模のショッピングモールをオープンさせるわ、世界最大のテーマパークである「ドバイランド」を造ろうとしているわ、パトカーなんかもフェラーリ―やランボルギーニなどのスーパーカーを使用するわ(多くの人がスーパーカーに乗っているから、単純に追いつくためらしいが)…
ドバイの交通渋滞とパトカー
まぁ、とにかく、笑えるくらいにバブリーな国である。
そんなドバイについて、数ヵ月前に以下のネット記事を読んだ。
中東のドバイは世界で最も豊か国として知られている。その豊かさは想像を超越しており、乞食がお金をとんでもなく稼ぐことでも知られている。
ドバイのメディア、ガルフニュースは面白い統計調査を発表。ドバイの自治国と共同で約60人の乞食を相手に月の収入を調査。結果は驚くべき事に、物乞いだけで月に27万ディルハムを得ていたという。日本円に換算して825万円(2017年6月3日現在)。
これらの乞食の中には、この収入を目的として入国した人もいた。数名の乞食は事業や観光ビザを受け、パスポートを所持していた。地方時期当局は「乞食の大半が3ヶ月のビザを所有し合法に入国後に、ビザの期限が切れるまで、できるだけ多くのお金を稼いでいる」という事実を発表。
なんじゃ、そりゃ?
月に825万だと!1ヵ月で日本の平均年収の約2倍である!
さらに調べてみると、
ドバイ政府統計センターの2014年資料によると、UAE人の平均年収は1400万円とのこと。しかしながら、土地や家賃収入、そして政府からの援助金などそれ以外の収入を足すと平均年収は2400万円と推測されるようだ。
これは確かにすごい。しかしながら、乞食をして月に825万円となると、1億円近くの年収となる。ちゃんと働いている人よりも、乞食の方がリッチだというのは、やっぱり少々胡散臭い話しの気もする。ただし、情報元のガルフニュースは40年以上続いている大きな新聞社だから、嘘ではない気もする。
60人の平均と書いてあるが、おそらく、数人の乞食がもの凄い金額を恵んでもらっていて、平均を上げているのだろう。
ちなみに、中部国際空港からドバイまでの往復飛行機代は、10万1110円(※本日出発のエミレーツ航空の格安チケット)、ホテルもWi-Fi付きの部屋が1泊2500円程度、外食費は日本と大きく変わらないレベルだ。
Boys, be ambitious!「少年よ、大志を抱け」
Seeing is believing.「百聞は一見に如かず」
世界に目を向けると、日本の常識では考えられない未知の場所が広がっていたりする。また、ネット社会において、いろいろな情報が錯綜している。大学生になったら、休暇を利用して、ドバイの真実を自分の目で確かめてみるのも良い。今、苦労しているテスト勉強の内容云々よりも、その過程で身につける計画性や自律心、思考回路がきっと役立つであろう。
ちなみに、ドバイの治安は想像以上に良いが、気温は最悪である。「砂漠気候」の国であり、6月~9月の夏季の気温は50度を超える事もある。また、湿度も恐ろしく高く、湿度100%を観測することすらある。室内はエアコンが効き過ぎている分、外は逆に地獄らしい。行くならば、11月から3月くらいまでだろう。冬季で、涼しく感じる事もあるほど気温は落ち着いている。ただし、砂嵐の発生には要注意だ。
最後に、ドバイはアラビア語である。「どうかお恵みください」だけ、調べておいた。
ハーガリッラー
とのこと。これで大金持ちになれるかもしれない(笑)
★注意
こういうニュースが世界中に流れると、ドバイの乞食は強盗なんかに狙われやすいだろう。ちなみに、世界一豊かな国は、現状では「ドーハの悲劇」で有名なカタールである。カタールの方がチャンスがあるかもね(笑)
★豆知識
カタール国
原油と天然ガスによる経済体制で輸出の大半が石油・天然ガス及びその関連製品で占められている。豊かなオイルマネーによって、消費税・所得税が無料、光熱費(電気・水道代など)が無料、病院の診察料が無料、幼稚園から大学まで全て無料、大学を卒業すると一定の大きさの土地を貸してもらえる、さらにその土地は10年後自分のものになる、結婚すると土地がもらえる、国が無利子でお金を貸してくれる…とのこと。裕福層も多く7世帯に1世帯が金融資産100万ドル(約1億円)以上を保有しているという信じられないような国である。言語はドバイ同様にアラビア語である。
みんな、「アラビア語」勉強しましょうか?!(笑)