バカ論
最近読んだ本のタイトルだ。そこにはこんなやり取りが書かれていた。
「どうやったら漫才師になれますか?」
「バカ言ってんじゃない。漫才師になりたくてなった人もいれば、別のことを目指したけれども挫折して、漫才師にたどり着いた人もいるんだ。」
この本の著者であるビートたけしさんが実際に受けた質問とそれの答えだ。
結局、どんなことにもマニュアルなんてものはない。と僕は解釈した。そして、近道はありそうで、ない。
最近の夢現塾で話題だった健康診断もそうだ。
○○だけで痩せる!なんて巷で流行っているダイエット方法や、一日たったこれだけで痩せる!みたいな文句も…
そんなことはあるはずがないと僕は思う。
勉強もそうだ。これだけやっておけば大丈夫!といったものがあるのであれば、みんなそれに手を出し、みんな満点を取ってしまう。人によってはそれでは不足してたり、逆に過剰だったりする。だからこそ、各々自分に合った方法を自分で見つけるしかないはずだ。その手助けをするのが僕たち教師の役目の大きな一つだと考えている。
やっぱり、近道なんてものはない。
もし、成功法があるのであれば、これではないだろうかと考えているものがある。それは、どれだけバカになれるか。これが大きなポイントだと僕は考えている。
バカには二つの顔がある。世間で共通されているイメージの馬鹿と、物事にとことん夢中になれるバカ。
塾生のみんなにはぜひとも、後者のバカになってもらいたい。
どんなことでも、あることに夢中になれる。これは立派な長所である。何かを成し遂げたいのであれば、成功したいのであれば、結果を出したいのであれば、失敗を恐れずチャレンジしてみることだ。
安易に、「どうやったら、成功できますか。」なんて聞くもんじゃない。
まずは、それに夢中になれるくらいとことん向き合ってみることだ。そのあと、紆余曲折して別の道に進んだとしても、きっとそこには成功が待っている。
どこまで貪欲になれるか、そして、どれだけバカになれるか。
Stay hungry, Stay foolish. By Steve Jobs