日報に書く話題が見つからない…
断固スニーカーを履かない女子の代表として忍者村に行ったこと、かわいいかわいい生後3ヶ月のかしこいワンちゃんを飼い始めたこと、連絡を(わざとではなく)ほぼ絶っていた小中学生時代の友人からいきなり「何してるの?会いたいよ~」と連絡がきたこと、今週は髙須先生の代わりに最近クーラーが効きづらいらしい幸田校に行くこと、緑丘校に飛んできたカナブンを追い払おうとスプレーを吹きかけたら逆に教室に迷い込んできてしまい自習を頑張る中3生を邪魔してしまったこと、などなど…
それなりに何かあるのだが、どうもこれといって取り立てて日報に載せることではない。
日報ファンの皆様にがっかりされないよう、雑な話題は避けたいのだが…
どうしよう、どうしよう…と、ついにこの日が来てしまった。
この現象はもしや「夏休みの自由研究、何しようか迷ってたら最終日が来てしまった」現象と同じではないだろうか…
そんなことを考えていたら、面白い記事を見つけた。
岩手県の小学生が行った自由研究についての記事(
https://maidonanews.jp/article/12699566)なのだが、なんとその内容は…
「宿題をさいごの日まで残しておいたときの自分と家族の反応」というものである。
この研究は、日記のように時系列順に宿題をやらずに過ごした夏休みの日々の出来事が書かれている。
前半はキャンプやプール、お祭り、旅行など楽しい楽しい夏休みについて書かれるのだが、
最終日近くになると、終わっていない宿題の山を見て、お母さんが怒り出したり、吐き気に襲われたり、涙がとまらなくなったりする切羽詰まった描写に切り替わる。しかし、「実験のためには最終日までやってはいけないのだ」と葛藤する場面もあり、なかなかユニークな内容となっている。
これだ。これしかない。
私も書こう。「日報をさいごの日まで残しておいたときの自分の気持ちと行動」を。
そしてこれを日報とするのだ。
日報6日前:通常授業再開に伴い、髙須先生が作成してくださった日報の順番表を確認する。まだまだ先だから大丈夫とホッと一息。目黒先生が社員旅行についてたくさん面白く書いてくださってうれしいなぁと思う。
日報5日前:社員旅行後編だ。恥ずかしい写真は載せられていないといいなぁ…と思いつつ日報を読んで思い出し笑いをする。今週はとりあえず順番が来ないので一安心する。
日報4日前:土曜講座の準備に邁進し、日報のことなど頭から抜け落ちる。そういえば前日安田先生が日報に載せる写真について髙須先生と相談していたことを思い出し、もしや私の番では?と思ったらまだ3日もあることに気付く。忘れないよう、卓上カレンダーの12日に印をつける。
日報3日前:ワンちゃんの紹介ブログでいいかなぁと思うも、タイミング的に今か?もう出していいのか?と悩む。完全に親バカならぬ犬バカな内容になってしまうので、日報ファンの皆様とのテンションの乖離をおそれ、ためらう。しかも渾身の1枚を…とカメラロールを見ていたら日付が変わってしまい、諦める。
日報2日前:あせり始める。加納先生が日報を書くためのサイトに入るパスワードを忘れたため、調べて伝えた。「日報」という単語が加納先生の口から出るたびに、明後日に迫りくる日報の内容が決まっていないことにあせる。引き返せないところまで来てしまった。その夜、緑丘校でカナブン事件が起こる。これだ!と思うも、写真を撮り忘れたことに帰宅後気付く。中3女子Mさんがビビる私を尻目に教科書でカナブンを撃退してくれた光景を思い出しながら、その恩を必ず返そうと心に誓う。
日報1日前:私の脳内は「日報」の文字で埋め尽くされる。朝から焦りがとまらない。早く内容を決めなければ。早く書き始めなければ。そう思っているのに食事はしっかりと喉を通り、睡眠時間もしっかりと確保してしまった。「もうだめか…」そう思ったとき、ネットニュースの記事が目に止まった。これだ、これしかない。わたしは書き始めた。するとどうだろう。周りの景色が鮮やかに見えるではないか。心が躍った。そして次こそは3日前に書き始めようと心に決めたのであった…
…書くことがないと言いながら書き始めたらとまらなくなってしまった。
日報ファンの皆様に、私の日報にかける思いが伝わったらいいなと思う。
(画像は上記サイトより引用)