プロ野球ファン3年目に突入した。飽き性な私にしてはよく続いている方だ。（笑）
最近特に熱狂的に応援しているのが、ソフトバンクの野村勇（いさみ）選手、通称“勇ちゃん”である。
勇ちゃんは2022年からソフトバンクに入団し、1年目こそ輝かしい成績を残したが、2年目からは怪我に苦しみ、打率0割台から1割台を行ったり来たりの低迷期に突入。
私は2023年からプロ野球を観始めたので、期待のルーキー時代はリアルタイムでは観ていない。
ただ、ソフトバンクの主力選手たちがこぞって「ネクストブレイクは野村勇、ネクストというかブレイクしないといけない選手」と評していた動画を観て気になったのがはじまり…だったと、思う。
それかごっついフォルムが気に入ったからか、足が速いからか、面白いからか、顔が好みだったからか…。
いや、きっかけはいいとして。（笑）
応援すると決めたからには彼の復調を願い、試合のライブ配信を祈るように観て、リアルタイムで観られない日は速報やハイライトを観て…という生活を続けていた。
しかし、なかなかの不調ぶりにXでは「戦力外は野村勇じゃない？」「現役ドラフト有力候補でしょ」という投稿が止まなかった。
そんな投稿が視界に入るたびに「うわあああああ戦力外は嫌だああああああと！！！」となり、しばらくして「いや、でも、成績的にも…仕方ないかな…」と冷静になって、その頃はとても感情が忙しかった。（笑）
結局、2024年は年間通しての打率が1割1分6厘で、ヒットはたったの5本だった。素人の私でも「これはいかん」と思ったくらいだ。
唯一の心の支えは、その5安打中の2安打＋1盗塁を、大阪・京セラドームでの現地観戦で観ることができたことくらいだろうか。年間143試合中、勇ちゃんの出場試合が38試合というなかで、5分の2を生で観られた、という謎の優越感に浸って、自分の心を守っていた。（笑）
私の胸のざわめきが落ち着いたのは年末のことだった。戦力外通告でも、現役ドラフトでも、勇ちゃんの名前は挙がらず、まだソフトバンクにいるんだと理解したときは本当にホッとした。
シーズン始まって1ヵ月が経とうとしている。勇ちゃんは相変わらずベンチ温め隊。
しかし、昨年とは違う姿が確かにあった。数少ない途中出場の機会で今シーズン既に1安打、1盗塁、そして1本塁打という結果を出し、守備面でも強肩を活かしたプレーで猛烈アピール中。
後から分かったが、球団内でもらえるアドバイスだけではなかなか復調せず、自ら外部コーチをつけて、知らないところでたくさんトレーニングしていたんだそう。それを知って、ますますこれからも応援したい！という気持ちが増した。
やっぱり、頑張っている人は応援したくなる。見ていて、心が動かされる。自分が頑張って何かを得るのと同じくらい、もしかしたらそれ以上に、頑張る人を見てもらえるエネルギーや感動や学びがある。
夢現塾でも、授業中や自習室、質問に来たときなど、たくさんの夢現塾生の頑張っている姿を見るたびに、私はとても嬉しくなる。
一生懸命、真剣に、何かに向き合う姿勢、本当に素敵だと思う。ぜひこの1年その姿勢を守り抜いて、いろんな力や知識を身につけていってほしい。頑張るみんなの成長を、期待せずにはいられない！
