「本当にいい表情するなぁ。」
普段、授業をしているとつくづくこう思う。
「知っている」「分かる」「できる」ことを口にする子どもたちは素敵な表情を見せてくれる。
「アルファベット言える?」と聞くと、「♪エイ、ビー、シー、ディー、、、」と嬉しそうに。
「曜日を英語で言える?」と聞くと、「♪サンデー、マンデー、チューズデー、、、」と、楽しそうに。
「1月から12月を英語で言える?」と聞くと、「♪ジャニュアリー、フェブラリー、マーチ、、、、」と、ドヤ顔で。
僕の質問を無視して、「言う」ではなく「歌う」小学生の塾生の表情はとても素敵だ。
きっと何度も聞いたし、繰り返し歌って覚えたのだろう。教室で歌っているときの表情はマスク越しでっても自信いっぱいなのが伝わってくる。
そんな彼らに僕はいつもこう聞く。
「それ、英語で書ける?」
この問いで、生徒たちの晴々した表情は、曇り模様に変わる。申し訳ない気持ちはあるが、そうは言っていられない。中学生になると英単語を書けるようにしなければならない現実を突きつけられるからだ。
しかし、英単語を書くことを経験したことがない小学生は少なくない。言えるように練習することはあっても小学校で書く練習をすると耳にしたことは今のところない。これが中学生になり英語が嫌いになる要因の大きな一つだと僕は考えている。
夢現塾では先を見据え、各年代で必要なスキルが身につくように指導している。
英単語がたとえ書けなくても、徐々に書けるようになる。
卒業生がこれを証明してくれている。
何度も繰り返し書いた真っ黒のノート。
付箋で隠した英単語プリント。
ボロボロになるまで使い込んだプリント。
それらを手にした卒業生たちは力をつけていった。
彼らが何度も教えてくれた。
地道を超える魔法はない。
更なる飛躍を目指すチャンスは、もう目の前だ。
キーワードは”OVER AND OVER AGAIN”