2016年の僕にとって、大きな大きな出来事の一つが小犬を飼いだしたことである。
今回の話題は、我が家の愛犬「プリマちゃん」の第二弾だ。
前回の記事は
こちらへどうぞ。
犬嫌いな方はご遠慮ください(笑)。
ペットとの生活なんて今までの人生で一度も考えたこともなかったが、飼いだすと、とにかくかわいくて仕方ない。
職業柄、毎晩遅くに帰宅するのだが、ゲージの中で僕を嬉しそうに迎えてくれる。
クリクリしたお目目がたまらない。「遊んで!遊んで!」と、おねだりしているように見えてくる。
抱っこして、頬ずりして、いろいろと遊んで、訓練して、おしっことうんちをさせるまでが、深夜の日課だ。
先日、某動物病院開催の無料しつけ教室に、家族で訪れた。
我が家を含め5組の家族が、それぞれ愛犬を連れてきて、獣医の先生が指導してくれる。
犬の考え方、習性、散歩や訓練のコツなど…
その最中、生後1年に届かない我が家のプリマは、ちょこんと座り、おとなしく周りの様子を伺っていたが、最初から最後まで吠えまくっている大型犬もいた。「シーッ、シーッ!」と何度も言うが、全く言うことをきかない。飼い主の方は、本当に疲れた様子で、困り果てていた。
1歳をとうに越えているとのことで、躾をし直すのが難しいらしい。近年のペットブームに乗じてペットを飼う人が増えている中で、犬を飼う人は減っているらしい。先生の話によると、犬についての知識がないまま、ただかわいいからと飼い始めたものの、共生がうまくゆかず、こんなはずではなかった…と、犬との生活に疲れ、犬から遠ざかる人が増えたためだとのこと。犬の勉強をして、お互いが幸せになる生き方を目指してほしいというのが、先生の最大の願いだった。
そのためには、厳しい躾も時には必要らしい。一方では、ご褒美はいっぱいあげて良いとのこと。自分のことは高―く棚にあげて、「おやつをいっぱい与えてはいけない。肥満は健康に良くない!!」と強く思っていたが、おやつではなく、ご飯になるフードをたくさんご褒美として使って、基本的な動作を身につけさせたり、良いことと悪いことを覚えさせ、幸せな共生を目指していく。先生は目の前で、数分の間にいくつもご褒美を与えながら、指示を与えていた。まさに「褒めて伸ばす」だった。
途中で、先生が、
「では、そうだな。まずプリマちゃをんを貸してください。見本見せますね。」
と、おっしゃった。にわかに、緊張感をわが身に感じた!
プリマは、自分の名前が呼ばれたことに気づき、振り向く。
そして、先生に誘導されながら、お座り、散歩、方向転換…と披露してゆく。
「いい子ですね~」
飛び上がるほど嬉しかった。涙が出そうである(笑)。
大したことではないのだが、妙に感動してしまった。
プリマ、ブラボー!!!
さて、ある夜、帰宅するとプリマが少し震えている。
「寒いのか?」
話しかけて通じないと思うものの、どうも話しかけてしまう。
「うん」と頷いたような気もしたので、最初に購入した基本セットの中にあったホットカーペットに電源を入れ、プリマ用のタオルを体に巻き付けて寝た。
この調子だと散歩も寒いだろうな…
ということで、いよいよ手を出してしまったのだ。犬用の服に。
ここ1ヵ月で購入したもの。
小犬用のあったかい部屋着1枚、散歩用の薄いジャンパー1枚、厚手のコート1枚。
バーゲン品の安いものであるが、こんなことをしている自分がなんか信じられない。
正直言うと、犬を飼う前までの僕は、犬に服を着せている人は少し頭のおかしい人だと思っていた(笑)。動物なのだから、そんなものは必要ないだろ、信じられない!自然とともに生きるべきだと思っていた(笑)。
さらに、来年用年賀状にいよいよ入れてしまった。
目黒プリマ(9ヵ月)
なんかバカそうな気もするが、当然である。
そう!ペットは大切な大切な家族の一員なのだ(笑)。