4月に開幕したばかりの劇団四季の舞台『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を早々に観に行ってきた。
もともとは1985年に公開されたアメリカの大ヒット映画で、今回はその舞台版。
「タイムマシンで過去や未来に行けたら…」なんて、誰もが一度は夢見たことのあるテーマだ。
大っっっ好きな映画の一つだ。何度金曜ロードショーで、家族と笑いながら見ただろうか。高速道路を運転するときは、テーマ曲を流しながら爽快に走るのが私のドライブ中の楽しみでもある。
海外での上演はイギリス、アメリカと共に大好評。正直、「どうやってあの壮大な物語を舞台で再現するんだろう?」と半信半疑でいたものの、走るデロリアンを、ヒルバレーの時計台を、魅惑の深海パーティーを、50年代、80年代のとびきりレトロでかわいい衣装を、この目で見られるだけでも十分すぎるほど価値はあると思い、2時間のチケット争奪戦(抽選はハズレたため)に勝ち抜き、劇場に足を運ぶチャンスを得たのだった。
主人公のマーティは、あるきっかけでタイムマシンに乗ってしまい、自分の両親がまだ高校生だった頃にタイムスリップしてしまう。そこでマーティは「自分の存在が消えてしまうかもしれない」という危機に直面することになる。
お笑い要素多めで、ミュージカルの舞台で私もお腹を抱えて笑ったのは初めてのことだった。
が、後半になるにつれ、必死になって自分の未来を取り戻そうと奮闘する姿に、私含め、周りの観客全員が舞台にくぎ付けになっていた。大歓声&スタンディングオベーションの末、幕を閉じたその日。
私の頭には何度もこのセリフがリピートされ続けていた。
「
何事もなせばなる。」
劇中で繰り返し登場した、マーティが大切にしていた言葉だ。彼の父がかつて口にしていたものでもある。
「できるわけがない」「無理に決まってる」
そんな声に囲まれてしまっている環境でも、やってみなきゃ何も始まらない。
たとえ今がうまくいかなくても、未来は“これからの行動”で変えられる。
この舞台はそんなメッセージを、目で、耳で、心で、全身で感じさせてくれた。
君たちの目の前にあるのは、期末テストという「未来」だろう。
今の自分が、「どんなふうにその未来と向き合うか」で、結果は大きく変わってくる。
まだ授業の内容が頭に入ってない、課題が終わってない、計画がうまく立てられない、勉強のやり方が分からない。
そんな“今”発している言い訳はどうでもいい。大切なのは、「やろう」と決めて動き出すこと。
未来は、まだ白紙のまま。
どんな結果になるかは、自分の手で書き加えていくしかない。
もちろん、途中でうまくいかない日もある。やる気が出ない日だってある。
しかし、そんな日を経ても、また前に進もうとするたびに、未来は少しずつ明るくなっていくのだろう。
テストの点数、通知表、志望校……全部、まだ確定していない“これからのこと”。
今ここから変えることができる。
どんな未来にしたいかは、自分の心が決めること。
そして、その未来をつくるための行動が、今日、この瞬間から始まる。
みんなが努力する“今”を、私は全力で応援したい。
一人ひとりが、自分自身の「未来のための選択」を重ねていけるように。
さあ、一番近い未来(期末テストの結果)を君たちの手で変えよう!
追記
前回の日報で、「ミャクミャクに会いたい!」と語りましたが、無事叶いました(笑)