「どうすればもっと点数を取らせることができたか」
改めてここ数日、ずっと頭の中で繰り返す言葉だ。
一昨日の公立高校入試が終わり、問題を拝見した。
僕の担当している社会が、例年に比べて難しくなっていたのだ。
愛知県の公立高校入試は本当に良問ばかり。
ただ覚えるだけの暗記問題ではなく、考える力が問われる問題が多いのである。
人生の岐路に立っている受験生たちが乗り越えなければいけない問題作成する労力は大変なものだろう。
作成に当たっている先生方の苦労と創意工夫に毎年頭が上がらない。
それが今回は特にパワーアップ(汗)しており、てこずった受験生も多かったのではないかと思う。
一通り見ただけでも問題に使用される資料の数が多い。
写真・グラフ・統計資料等々…複数の資料を見ながら、問題の意図に合わせて選択肢を消去、識別していく。
時間との戦いになった生徒もたくさんいたのだろう。
「あの授業でやったな。」
「いい問題だ。」
「生徒たち、大丈夫だったかな。」
「こっちの資料から見るんだぞ」
問題を解いている自分と、解きながら生徒に語り掛けている自分とが一緒になり、頭の中がくちゃくちゃになる。(笑)
そして緊張と不安の中、試験会場でこの問題を解いていた生徒たちを想うと、胸が熱くなった。
でも、そんな問題を前にしても塾生はよく頑張ってくれた。
自己採点の結果、高得点の報告をしてくれている生徒も少なくないのが本当にすごい。
恥ずかしながら、自分が中3当時、この問題を目の前にしたらきっと動揺しただろうと思う。(汗)
後は結果を祈るばかり。
今までの頑張ってきた自分を褒めてあげよう。
そして僕はまた次の受験生との戦いの準備を進めている。