今年の休暇を使って僕がチャレンジしたのは「キャンプ」
虫が苦手、蛇が苦手、山が苦手の三拍子揃っているのに、防災グッズとして購入し始めたテントや寝袋を、そのまま使わずにおくのはもったいないと一念発起。
心配した目黒先生は「初めてのキャンプ入門」の本を貸して下さり、ナイスキャンパーTの異名を持つ高橋先生からは「キャンプ飯の極意」を伝授してもらった。(笑)
寒くなってから行かなくてもいいのにという突っ込みはさておき、小さな軽自動車に荷物いっぱいで出発した。
何とか一通りテント設営を無事にこなし、いざ食事準備と思ったらナイフがない!
「そんなもの忘れるはずがないだろうというものを忘れる」という“キャンプあるある”を痛感した。
ドタバタで疲れたせいか、僕も家族もこの日は早めに寝ることにした。
森の夜は暗いので娘が少し怖がっていたけれど、何とか寝息が聞こえてきてほっとした。
でも、その後残念だったことがある。
若者のグループが夜遅くまで騒ぎ続けていたのだ。
かなり僕の位置からは離れていたのだけれど、話していることや笑っていることは確実に分かった
時間はもう夜中の12時を過ぎていた。
立派で難しそうなテントも張って、僕は持っていない焚火台も使いながら楽しそうにしている姿を昼間は感心しながら見ていた。
何度も来ていて、きっと僕よりもキャンプの仕方が上手な子たちなのだろう。
でも、何か一番基本的なところが欠けているようで悲しかった。
森の夜は静かだ。
よっぽど気をつけない限り、周りでキャンプしている人たちにとっては騒音でしかなくなってしまう。
そういった事を想像できるかどうかが、とても大切なことだと思った。
生徒のみんなも思いやりがある人は「想像力のある人」。
常に相手の立場になって考えてほしい。
翌日の帰りはなんと雨。
今度は「出せたけど、きれいに片づけられない」という“キャンプあるある”に再び苦しめられた。(笑)
でも自然の中で過ごす時間はとても楽しかった。
次回はもっと上手くやってやろうとあれこれ考えながら無事帰宅した。