「セミが鳴いていない?」空梅雨と急激な暑さで羽化に失敗か
気になったネットニュースの見出しだ。
ちょうど中2の期末テスト対策の国語の授業で、「クマゼミ増加の原因を探る」という単元をやったばかりだ。確かに例年だとアブラゼミ、そしてクマゼミの順で元気な、いや元気すぎる鳴き声が響いていた気がする。国語の教科書を確認すると、アブラゼミは梅雨の時期から、クマゼミの幼虫は梅雨明け前後に羽化すると書いてあった。
記事によると、今年は梅雨前に涼しい日が続いた後、急激に気温が上昇し、梅雨が短く雨が少ない傾向だった。これらの天候の要因で、セミの幼虫が羽化のタイミングを逃したのではないか、ということらしい。
この時期は仕事を終え帰宅するたびに、オスの場合は元気な鳴き声とともに、メスの場合は無言のセミの襲撃を受ける。某バラエティー番組のビビリ-1グランプリのような無言のリアクションになるので、誰かに見られてないかと恥ずかしい思いをする。それでもセミに対してイラつかないのは、4年以上も土の中で耐え忍んでようやくつかみ取った外の世界を満喫していると理解しているからだ。
そんなセミの幼虫が、羽化のタイミングを逃していると聞くと何だかはかない気持ちになる。今年はまだ襲撃を受けていない。暗い土の中から何とか這い出して、いつものように僕をビビらせてほしい。
いよいよ始まる夏期講座。夢現塾生そして夏期講座生。セミすらダメージを受けてしまう暑さが続きそうだが、しっかりと対策して共に頑張ろう。そして夏の短い期間での急成長で、今年も僕をビビらせてくれ。