明日より夢現塾でも対面の授業が再開される。
教師としてすごく嬉しい。
映像授業の撮影はずいぶん慣れてきたけれども…
感染対策を万全にして、我々教師は通常授業・テスト対策授業を全力で行う予定だ。
ところで本日は完全にプライベートのお話を。
その昔、僕はあるものが欲しくて、欲しくてしょうがなかった。
それは何かというと、車の
運転免許証。
大学1年生の夏休み、父親に無理やり自宅近くの自動車学校に入校させてもらった。
年上の姉が免許を持っていたこともあり僕も一日も早く免許が欲しかった。
平針運転免許試験場で手にした初めての運転免許証。
手にした時のあの高揚感、そして興奮を忘れることができない。
ちなみに僕が免許を手にしたのは…
平成3年9月18日
ちょうど30年前だ。ひえー、こんなに月日が経過してしまったのか。
なんだか悲しい。ちなみに僕はゴールドドライバーだ。
月日は巡り今度は息子の番になった。
先月の下旬から今月の初旬まで息子は合宿のために静岡県にいた。
そう、合宿免許。自動車学校近くのホテルに宿泊して、短期間で免許を取るための合宿。
このご時世、自動車学校の感染対策は
「これでもか!」と言わんばかりに徹底されていたらしい。
実は運転免許証を手にするための道のりはなかなか険しい。
小中学生のみんなはあまり知らないと思うので…
簡単に伝えると。
以下に書かれている数字は人によってずれるからね。
だいたいこんな感じ。
交通法規などを学ぶ、いわゆる交通ルールを学ぶ50分の授業を約30コマ受ける。
そして自動車学校内の道路で10時間程度車を運転する。と同時に学科の試験にも合格しなければならない。
次に自動車学校内の実技のテストに合格したら、仮免許が与えられ、いよいよ一般の道路に出て運転がスタート。
一般の道路に出たら約16時間車を運転。ここでも実技の試験に合格しなければならない。
最終的に学科の卒業検定試験(100問テスト・1問1点、90点以上が合格)を名古屋の平針運転免許試験場で受ける。
そして、合格点を獲得したら、晴れて免許証が交付される。
全部で費用はざっくり32万円少々。息子の今回の合宿期間は16泊17日だった。
時間もお金もかかることがこれで充分、分かってもらえたと思う。
実は、免許は取ってからが大変。
当然、毎日、車の運転の練習をしなければならない。
毎日運転をしないと、体の感覚が鈍ってしまうから。
いよいよ地元での「運転デビューby息子」の日がやってきた。
およそ、1週間前の9月7日に息子の運転する車に恐る恐る僕は乗りこんだ。
思った以上に手際が良い息子の運転にホッとしたと同時に、なんだかとても
感慨深かった。
息子はスムーズに状況判断ができなかった、手際が悪かったなど運転の自己評価は低め。
そして自動車学校のときの練習のようにはいかないなあなどとぶつぶつ言っていたので、こんな話を彼にしてみた。
僕:「お前さあ、この英語のことわざ知ってる?」
「Practice makes perfect.」
息子:「知っているよ、もちろん。習うより慣れよでしょ。」
僕:「その通り。運転は習うより慣れよ。この一言だな。」
息子:「そんなことわかってるよ。」
他愛もない会話の後「息子はちょっと車に乗ってくるわ。」と言って再び、車で走り出した。
この日以来、毎日車の運転をしている。
ある行動を続けること
ある行動に慣れること
それをしないと気持ちが悪いという気持ちになったら…
これは「習慣」と呼ぶことができると思う。
歯磨きが一番、いい例なのかな?
歯を磨かないと気持ち悪くて寝られない、そうあの感じ。
このコロナ禍、塾生のみんなは何か「よい習慣」を身につけることができたのだろうか?
明日以降、再会する生徒たちに是非、聞いてみたい。