あと1週間後、いよいよ夏休みがスタートする。
その前に。
中学1年生は初めて、5段階で評価された通知表を手にすることになる。
きっとわくわくドキドキのはずだ。
3段階の評価から初めての5段階評価。
ちなみに僕は昭和世代なので小学校4年生から通知表は5段階評価。
ごくごく普通の出来栄えの僕の通知表が実家の引き出しに大切にしまってある。
この数字の合計値は俗に「内申点」と呼ばれる。
この数字の多いか少ないかで、志望校の選択が大きく影響を受ける。
この通知表、受け取る前に一つ注意点。
先輩である中学2年生、3年生はよく知っていると思う。
通知表の数字は中間テストと期末テストの得点のみで付けられているのではないことを。
1:その教科における意欲や関心
2:授業内の小テストの結果
3:提出物が提出されているか否か
4:作品のでき(実技教科)など。
評価の基準は多岐に渡る。
人間どうしても自分のことは過大評価をしてしまいがち。
自分のことは「このような数字であってほしい」という期待値が入ってしまう。
そして、ときに客観的に自分を見ることができなくなってしまう。
1学期の通知表をもらったら…
学年ごとにこんな言葉を贈るよ。
中学1年生
→まずはもらった数字を謙虚に見つめよう。次に2学期にどの数字を伸ばしていくのかを考えてみよう。
主要5教科だけではなく9教科とも確認。得意、不得意を自分で変に決めつけないように。
その点だけを注意してほしい。
中学2年生
→こんなものだろうと自分の数字の上昇にブレーキをかけていないだろうか。
中学2年生のこれからの通知表の数字は、中学3年生を大きく占うことになる。
自分に限界を作らないように。周りがそこまで真剣になっていない今が大チャンス。
中学3年生
→1学期の数字が確定しただけでもう、志望校に対して諦めていないだろうか?
ここから数字を伸ばした先輩たちを僕たちは何人も見てきた。
今からでも間に合う。そう信じてこの夏、勉強を続けてほしい。
ここで僕の大好きなこの言葉を。
「ライバルは他人ではなく過去の自分」
次にSNSの記事から抜粋。
しみずたいきさんのこんな言葉もみんなに。
2つのかたまりごとにゆっくりとかみしめながら、読んでみて。
①
「楽な道」を選べば、見える景色はいつも同じ
「楽しい道」を選べば、見える景色はいつも変わる
②
「他人」に期待すれば、いらいらする方へ流され、
「自分」に期待すれば、ワクワクする方へ導かれる
③
「自分はダメ」と考えれば、暗いほうへ流され、
「自分のタメ」と考えれば、明るいほうへ流される
⓸
「できない」と思えば限界が形づくられ、
「できる」と思えば可能性が形づくられる
⑤
「不満」ばかり数えれば、足を引っ張る人になり、
「感謝」ばかり数えれば、手を引っ張る人になる
一通り読んだら、2行のかたまり①~⑤の下の文章だけを読んでみてほしい。
みんな、どう、少しは勇気が湧いてきた?。
何かくじけそうになったら、もう一度、この文面を読み返してほしい。
通知表はとかく人と比較して一喜一憂してしまうケースがとても多い。
数多くの生徒を見てきた僕の実感。
だからこそ、もう一度、伝えるよ。
「ライバルは他人ではなく過去の自分」
お互いに一歩一歩成長していこう。