話の流れで生徒にちょっとしたアンケートや質問をすることがある。その時の生徒とのやり取りの時間は、生徒たちの学校生活や部活動などの貴重な情報の入手の場であり、新たな発見や驚きの場でもある。
以前のブログに「風の谷のナウシカ」を「知らない」生徒がいたことに驚いたことを書いたが、最近も新たな驚きがあった。新中1の授業で聞いたところ、「ドラえもん」をマンガやアニメで1度も見たことがない生徒が数人いたのだ。深掘りすると、彼ら彼女らの昔よく見たアニメNO.1は「妖怪ウォッチ」らしい。なるほど。
プラモデルを作ったことがある生徒はほとんどのクラスで4分の1以下。しかも「ガンプラ(ガンダムのプラモデル)」を作ったことがある生徒はほとんどいなかった。プラモより多いのは「レゴ」や「LaQ(ラキュー)」。ちなみに僕はLaQ(ラキュー)という存在を3年前に生徒に聞いて初めて知った。
先日塾の通信を配った際は、話の流れからサザエさんの子ども「タラちゃん」には妹の「ヒトデ」がいることも生徒から学んだ。バラの花言葉は本数や色で変わることも知った。ほんの数分のなかで新たな知識が集積され脳が刺激されていく。本当にみんな色々なことを知っている。
お返しにというわけではないが、通信のコラムの豊臣秀吉を絡めた黒板に家系図を書き、「織田信長」「豊臣秀吉」「徳川家康」の人間関係を示すと、生徒から驚きの声が上がる。そして「明智光秀」を加えた4人と「ある人物」との関係を話すと、さらなる驚きの声が上がった。少しは脳が刺激されたかな?
役に立つ、立たない、意味がある、ないは二の次だ。自分に必要な情報の取捨選択は、情報の蓄積があってこそ。これからもお互いドンドン学んでいこう。