夢現塾に入社し、かれこれ10年が経とうとしている。
この間に、今年のように誕生日の日に日報(ブログ)担当が何度か回ってきた。
1/25は、嵐の櫻井翔くんと同じ誕生日だということや、「中華まんの日」などをネタにしてきたが、もうネタ切れだ(笑)
そこで気になるニュースは・・・ということで、先週の1/21のこのニュースだ。
現役最年長50歳、序ノ口の華吹(はなかぜ)が櫻をはたき込み、4勝目(2敗)を挙げて4場所ぶりの勝ち越しを決めた。
現役唯一、昭和の土俵を知る華吹は昭和、平成、令和と3元号を渡り戦ってきた。最高位は三段目。昨年5月28日に50歳となった。昨年7月場所では112年ぶり50歳台での勝利を挙げた。
僕より遥かに(
というほどでもないな・・・)歳上の力士が、現役で相撲をとり、なおかつ勝ち越しをしたのだ。
記事の中の『昭和の土俵を知る』というのは、華吹の初土俵が1986年(昭和61年)の3月ということで、昭和~平成~令和を現役で過ごしたという意味だ。
一般的に、力士の選手生命(?)は個人差はあるものの他のアスリート(
※力士はアスリートですヨ!!)よりはるかに短い。
20代前半で現役を引退、幕内力士ですらも30代前半に引退といったところだ。
そんな世界で50歳現役とは、いやはや、驚異の記録である。
「夢を諦めない」、「夢を持ち続ける」、これを言葉でいうのはたやすい。しかし現実は重く、辛くのしかかってくるものだ。
28歳のとき、最初の仕事を辞めた。
その理由の一つは、当時アマチュア格闘技の試合に出ており、「格闘技をもっと本気で練習したい!」というのがあったからだ。
豊橋から名古屋までの毎日の通勤と残業でクタクタになり、自分が満足するような練習ができず、試合に出ても一度も勝つことはできなかった。
だからこそ、1年・・・いや半年でも、思うような練習をしたらきっと勝てるはず!そう思っていた。
しかし、その後の約9ヶ月間に出場した2試合でも、1試合は判定負け、1試合はドローと、結局勝ち星を得ることはできなかった。
そして、僕は格闘技から距離を置くこととなった・・・。
一昨年、当時一緒に練習し、散々こてんぱんにしていた(笑)チームの後輩と再会した。
再会した彼は柔術紫帯で、指導者にまでなっていた。
今やただのメタボオヤジの僕も、彼の中ではいまだに「散々やられた強い先輩」らしい(^0^;)。
「もし続けていたら・・・」
いやいや、歴史に「もし」がないように、人生にも「もし」はない。
でも、続けることの難しさ、諦めない強さをこの華吹のニュースに感じた。
また続けることであんなに弱かった(失礼!)後輩も、紫帯にまでなれることを一昨年知った。
自分は今、何に頑張っていて、10年後には何を得ているのだろうか?
誕生日の今日、もう一度じっくり考えるきっかけとなった先週のニュースだった。
DSC_0863
※当時の写真です。
加納先生から
「顔の余白が少ないですね」って言われました。
え?「余白」ってどういうこと!?(笑)