先日のブログでは、「
夢現塾のコロナとの戦い」についてずいぶん長く書いた。保護者の方々から多くの激励メールまで頂き、恐縮しながらも大変嬉しく思った。今回は、その後の「授業動画配信」について触れてみたい。
昔のNHK教育番組みたいな授業配信ではなく、本当は「ライブ授業配信」が希望だった。
言葉を間違えても、字を間違えても、「ゴメン!」と言いながら展開する「生の授業」だ。そんなリアルな授業配信がやりたかった。
ただ、前回書いたように「ライブ授業配信」は僕らの技術では不可能で、先に録画した「授業動画配信」に至った。
それでもやりたいことは、「生の授業」だ。「保護者が見ているんだろうな…」と思いながらも、ギャグもお話もリアルに入れようと考えていた。
最初にテスト録画したのは僕担当の「新中3生英語」だった。本校の教室での深夜撮影だ。当然、教室には誰もいない。一人で機材をセッティングして、自分のスマホで撮影をスタートした。
ここ数日の寝不足状態により、思考回路が回らないらしい(笑)。多少の言い間違えもあったが、リアルさを追求しつつ、そのまま突っ走る。20分経過、答えの間違えを見つけてしまった。本当にリアルだ(笑)。すぐに修正しながら、授業を続けた。ギャグも、間違えも入れた(入れてしまった)授業動画ができた(できてしまった)。
教師全体LINEにアップし、「こんな感じでよろしくね」と伝える。本当は翌日、こっそりと撮り直そうと思っていたが、ベテランの高須先生が「授業は気合の一発撮りですよ!」と大声で言っていたので、立場上止めておいた(笑)。
次々に、教師が授業の録画を始めた。特にベテランチームは妙なプライドなのか、「一発撮り」に燃えていた。2回録画するのはカッコ悪い、邪道だ。時間もない。他の教師たちにも、そんな雰囲気が事務室内に漂っていた。当然、宮下先生も一発撮りだ。颯爽とスマホを持って戻ってきた。
ところがだ、夢現塾一新しいスマホの彼は「4K画像」で録画しており、パソコン処理ができないことが判明した。もう時間がない。宮下先生は「クソーーー!」と24のジャックバウワーのような雄たけびをあげながら、再度録画へと向かった(笑)。
なんだかんだ大変だったが、無事に「授業動画」を配信出来た。
ところで、生徒たちはちゃんと見ているのだろうか?
会わないので、僕らは「再生回数」でチェックするしかなかった。いろいろと調べてみると、一つの端末(スマホやPCなど)では一回の再生回数になるらしい。
かなり厳重にパスワードもかけたので、見ることができるメンバーは生徒・保護者・兄弟姉妹といったところだろう。配信と同時に再生回数がドンドン上がっていく。なんか嬉しい。
「ちゃんと見ているじゃん!」なんて思いながら、6日が過ぎたが、不思議だ。再生回数が多すぎるのだ。
僕の「新中3英語」の再生回数は現在395回だ。実際の新中3生の人数の約2倍だ(笑)。2回見たのか?お兄ちゃんやお姉ちゃんが見たのか?保護者が厳しくチェックされたのか?なんかすごいことになっている。
今日からやっと通常特訓授業スタートだ。コロナ対策もあれこれいろいろと考えたので、マスク姿でみんな、頑張ろう!!