「鈴木敏夫とジブリ展」に行ってきた。
「・・?」
これから行こうと思っているジブリ好きの生徒は不思議に思うかもしれない。
そう、愛知県での開催は7月12日から、愛・地球博記念公園で行われる。
実は愛知よりも先に、僕の実家がある長野市で先に行われていたのだ。
連休で帰省した際に「これは行かねば!」と行ってきた。
今回はスタジオジブリを支えてきたプロデューサー、鈴木敏夫さんをメインにした展示会。
世界的にも評価されているジブリを世に広めてきたのがこの人なのだ。
元々は徳間書店という出版社の社員だったが、「アニメージュ」(アニメファンにはおなじみ!)という雑誌を担当したことがきっかけでスタジオの設立にかかわっていく。
当時は宇宙戦艦ヤマトの全盛期。
まだアニメは子ども向けの物として一般的な評価は低かった。
それが今ではご存じのように、日本を代表する文化として世界に通用する作品を作るスタジオになった。
展示で興味深かったのは、ご本人の書斎をイメージした書庫。
今までに読んできた本がびっしりと並べられていた。
その数8,800冊!
「世界文学全集」から「ジョジョ」まで。(笑)
凄い人はやはり読書量がとてつもないのだと感じた。
色々な分野の知識が頭の中で複雑に混ざり合うことで、新たなものを生み出していく原動力になるのだろう。
鈴木敏夫さんの頭の中をのぞいているような気がして、とても楽しかった。
そのうえで、努力を惜しまない人だからこそ、様々なことを成し遂げてきたのだと改めて感じた。
君たちが頑張っている勉強も「読む」と「考える」の繰り返しだ。
教科書などを読むとき、そして授業を受けるときも、「考えながら」行うこと。
「何を理解しなくてはいけないのか。」
「先生が何を理解させようとしているのか。」
普段から考える習慣を持って欲しい。
今回の展示会でもう一つ心に残ったものがある。
それが徳間(とくま)康快(やすよし)さんの言葉だ。
当時の徳間書店の社長さんで、スタジオジブリ設立時の社長であり、「風の谷のナウシカ」の映画化を決断した人物で知られている。
鈴木敏夫さんとのかかわりで、紹介されていた。
この人が座右の銘にしていたという言葉。
「志、雲より高く」
目指す先、目標設定は高くすること。
そこに絶えず努力を続けていく。
それができた人こそが、大きな成果を残すことができるのだと言っているように思えた言葉だ。
僕もまだまだたくさん本を読んで多くの事を知っていかなくてはいけないと感じた。
