継続することの重要性は広く知られている。 結果を出している人の多くが、その大切さを口にするからだ。 しかし、「三日坊主」という言葉があるように、継続することの難しさもまた広く認識されている。
多くの人が、継続の大切さと難しさの両方を経験として理解しているだろう。
可能であれば、継続して結果を出したい。 もう三日坊主にはなりたくない。 そう考える人はきっと少なくないはずだ。
最近、プロ野球選手の菊池雄星投手の映像を見た。 その映像の中で、彼は継続の意味や効果について語っていた。
彼の言葉はこうだ。
「やり続ける人は必ず最後には結果を出しますよ。」
イチロー選手や自身のチームメイトを例に挙げながら、「やり続ける能力」が結果を出すためには不可欠であると述べていた。さらに、「途中でくじけそうになるときは、どのようなメンタリティで乗り越えるのか?」という質問に対して、彼はこう答えていた。
「野球って徐々に上手くなるんじゃなくて、いきなり上手くなると思う。」
この言葉を聞いて、僕は深く納得した。
これまで多くの生徒を指導してきたが、ある日突然、英語ができるようになった生徒を何度も目の当たりにしてきた。 彼らは決して最初から英語が好きだったわけではない。 むしろ、「嫌い」「苦手」と口にしていた生徒も多かった。
しかし、その瞬間を機に彼らは英語を得意科目として自信をつけていった。
菊池雄星投手の話をまとめると、次のようになる。
練習を続けることで、「きっかけをつかむ瞬間」が訪れる。 その「きっかけ」をつかむために練習を重ねる。 「きっかけ」に出会うチャンスは、練習量が多いほど増える。 だからこそ、練習量が重要なのだ。
これこそが、継続することで結果を得るメカニズムである。
過去の教え子たちも、塾で「きっかけ」に出会ったことで、突然英語ができるようになった。 その瞬間をきっかけに、自信をつけ、得意科目として成長していった。
菊池雄星投手の言葉を聞いて、改めて「継続の力」の大切さを実感した。