「どうだった?」
中学生の送迎時、目黒先生と僕とで交互に生徒に声をかけていく。
うまく成果の出た生徒もいれば、そうでなかった生徒もいる。
テスト対策授業の様子を見ていると、みんな頑張っていることは間違いない。
なかなか努力に対して結果がついてこないのは、勉強の常。
難しい問題だね。
僕たち社会人の世界でも、どのように成果を出していくかは大きな課題だ。
最近では「タイパ」が重要になってきているという。
昨年の「今年の新語2022」で大賞をとった言葉だ。
国語辞典などを発行する三省堂が、今後、辞書に載ってもおかしくない言葉を選んだものだ。
言葉としては少し前から目にするようになっていたけれど、今の生活に欠かせないものになってきた。
タイパ=タイムパフォーマンス(時間対効果)
費やした時間に対しどれだけ効果を出せるか。
録画したテレビ番組やYouTubeでセリフが聞き取れる範囲で再生スピードを速めたりすることが今や普通になってきている。
世の中にあふれている情報や娯楽をできるだけたくさん消費したいと考える人たちが増えてきた中、求められるようになった考え方や価値観なのだろう。
今や紅白歌合戦も、曲のサビの部分だけ聞いて後は倍速で見ていく若者がいるというのだから、すごい(笑)
僕たちが普段から、たくさん問題を解かせるのも考えてみるとこのタイパを上げていくことにつながると思う。
最初は時間がかかることも、数をこなすことにより身に付き、早く、正確に解いていくことができるようになる。
まずはやり始めることが、タイパを上げる一番の近道だ。
決められた時間の中で効率のよい勉強が求められるのは、テスト勉強も受験勉強も一緒。
自分なりの勉強法を探していくことが、これから先とっても大事。
勉強のやり方に迷った時も相談に乗るから、一緒に頑張っていこう!