私の学生時代、単調な生活がずっと続いていたように思う。毎日、家と学校と塾を行ったり来たり。
疲れているはずなのに、なんだかモヤモヤして寝られず、次の日が休みだと家族が起き始める時間に寝るようなことも増えてくる。
これはいけない、と思うのだが、早く寝ようと思って、スマホなどの光を避けて夜を過ごしていても、一度生活リズムが崩れると、どうも元寝ていた時間に眠りに落ちることができない。
元々夜型ではあるので、普段から遅寝遅起きな私だったが、それでも夜更かしすると(朝に寝るのはもはや夜更かしというのか微妙なラインだけど…)なんとなく身体が重く感じる。
そして最近また、同じように朝にやっと眠りにつくような日が増えてきたため、何とかしなければとネットで調べていると「
報復性夜更かし」という言葉に出会った。「
リベンジ夜更かし」ともいわれ、中国のSNSで生まれた言葉だという。
簡単に説明すると、その日自由な時間がないと睡眠時間を犠牲にしてやりたいことをする、何かやり残した気がして夜更かししてしまう、という意味で使われるそうだ。
考えてみると私の場合は、家ではただご飯を食べて風呂に入って布団に入る、という味気ない生活を送るばかりで、やるべきことはやったはずなのに、何かやり残した気がしていて、夜寝られなくなった根本的な原因は「報復性夜更かし」で説明できるなと思った。
なので、最近は1日を充実させるために、友人オススメの韓国ドラマを観ているのだが、寝る前にモヤモヤすることは減ってきた気がする。まだ気がする、段階だけど。
ただ、韓ドラを一気見すると頭にその世界が広がってしまい、夢の中で自分が「
オッパ~♡ペゴパヨ~♡(お兄ちゃん~♡お腹空いたよ~♡)」なんて、聞き覚えがあるだけの韓国語をぶりぶり言っていて、違う意味で起きたときの気分が悪い。(笑)
そんなことはさておき・・・、みんなはどうだろうか??
テストが近くなってくると、勉強ばかりの生活になるなど、普段の生活に比べると制限の多い日が増える人もいると思う。もちろん、その勉強が自分にとって必要だと感じ、前向きに机に向かえる人は大丈夫。
でもそうではなくて、必要だとわかっていても、心のどこかで勉強以外のことがしたい、例えばゲームがしたいとか、テレビが観たいとか、そういう気持ちがある人もいるだろう。
別にそういう感情が生まれること自体は悪くない。ただ、勉強と、それ以外のやりたいことのバランスをどうとって、「
充実した1日」にするかが、良い睡眠にもつながる。
ここで、無理にゲームやテレビを我慢して寝る前にモヤモヤするくらいなら、30分だけ、とお家の人と約束してやるのもアリだと思うし、むしろ「やりたいことやったから、勉強も頑張らないと」と集中力がリセットされていい刺激になることもある。
そして、勉強そのものも、ちゃんとやった実感をもてるように、一つ一つの問題を作業ではなくて、自分の知識として定着させることを意識して、進めていくことが大切だと思う。
ただやみくもに課題を終わらせるようなやり方をしてしまうと、これもやり残した感じがして、夜更かしの原因になってしまうかもしれない。
ここで紹介した「報復性夜更かし」は、全員に当てはまるものではないけれど、充実した1日を送ることが、良い睡眠、良い起床、良い体調につながるということは、誰にでも言えることだと思う。
ぜひ毎日を充実させるために、自分に必要なものと、それらのバランスを考えてみよう。