塾生のみんなは「偉人」と言ったら誰を思い出すのだろう?
偉人と言われてもピンとこない場合、過去に読んだことのある「伝記」は誰に関する本があるんだろう?
恐らく思い浮かんだ偉人は日本人が多いと思うけど、外国人も何人かはいるんじゃないかな?
ちなみに僕の場合は「野口英世」。
大学生の息子に聞いたら「レオナルド・ダ・ビンチ」との答えが。
ところで、みんなはニーチェという名前を聞いたことはある?
僕自身はドイツの哲学者ということしか情報を持ち合わせていなかった。
先日まで。
このニーチェという方、少々異色だ。
24歳で大学教授に。
教職に従事したのはわずか10年。
その後は病気療養のためにヨーロッパ各地を旅しながら著述作業を続けた。
初めてニーチェの考えに触れた。
この本を読んでみると…
心に刺さる文章にいくつか出くわした。
次の文章は本の中に紹介されていた文章を僕が少し加筆修正したもの。
どの学年の生徒たちにも当てはまると思う。
二つ紹介させてもらうよ。
「一つ目」
普段みんなは自分の考えや感情を心に思ったり、誰かにしゃべったりしている。
その時に自分の考えや言いたいことはだいたい相手に表現できていると思っている。
または、ほとんど伝わっているだろうと楽観的に思っている。
しかし、私たちはいつも自分が持っている言葉で考えを表現している。
つまり持っている言葉が少なければ表現は貧しくなってしまう。
そうすると自分の考えや感情をきちんと相手に伝えられているとは言えなくなってしまう。
語彙の少ない人は考えも心の持ち方も雑になってしまう恐れがある。
少し分かりにくい文章だったかもしれないけれど…
結局、上記の文章は!
会話、勉強や読書によって
言葉の質と量を増やすことは
自然と
自分の考えや心を豊かにするということに繋がっていく。
こんな内容だ。
もう一つは受験生である中学3年生に向けて。
こんな文章を。
「二つ目」
自分を試練にかけよう。人知れず、自分しか証人のいない試練に。
試練とは簡単に言うと並大抵の困難ではなく、厳しい困難なこと。
例えば、誰の目のないところでも正直に生きる。
例えば、一人の場合でも行儀良くふるまう。
例えば、自分の決めた毎日のルールはきちんと実行する。
多くの試練に打ち勝ったとき、自分で自分を見直すことができる。
そして見直す過程の中で、人は本物の自尊心(プライド)を持つことができる。
このことは
強力な自信を与えてくれる。それが自分への
ご褒美となるのだ。
受験で強力な自信と大きなご褒美を手に入れてほしい。
受験は一生に数回しかない大切な機会だから。
いよいよ入試が本格化してきた。
先日は嬉しいことに豊田高専の推薦入試の合格者に夢現塾の塾生がいた。
明日はデンソー学園入試、今週の水曜日には私立高校の推薦入試、名大教育附の一般入試。
そして2月1日からいよいよ私立高校の一般入試が始まる。
塾生の素晴らしい結果を期待せずにはいられない。
中学3年生、全員!
頑張れ!
がんばれ!
顔晴れ!
この人がニーチェね。