コロナウイルスも落ち着き、緊急事態宣言も解除された今日この頃。
塾生のみなさん、中間テストお疲れ様でした。
今日から通常授業がスタートするが、まだ中間テストが終了していない中学の生徒は通常授業内でテスト対策や質問対応を行っていく。
最後まで頑張ろうね!!!
さてさて、少し時がさかのぼるが、先日の小学生作文でのおもしろかった作品を紹介したい。
本人から掲載許可はもらっている。
テーマは「夏休みの思い出」だ。今更感がある。
というのも夏休み明け、夢現塾は緊急事態宣言に伴い動画配信授業に切り替えたため、作文の提出が9月半ばとなってしまったのだ。
キャンプに行ったとか、友達の家にお泊りに行ったとか、プールで泳いだとか。コロナ禍に工夫して楽しんだ様子が多く書かれていたのだが、彼1人は違った。
彼の名は小6生Dくん。夢現塾には古くから通うベテランメンバーの1人だ。
「やったった(やってあげた)」となんとも中身が気になる題名がつけられた作文。
何をやってあげたのだろう…。わくわくして読み進めると、どうやら夏休み中に家族のために夕飯づくり(料理)を「やったった」ということらしい。
わたしは、『フンフン、まぁ料理したっていっても、お母さんのお手伝いをちょちょっとしたって感じでしょ??』と舐めてかかっていた。(Dくんごめん。)
しかし、そこには衝撃の内容が…
※以下、中略しながら書きます。
【今年の夏休みはコロナでどこにも行けなかった。だから、誰かの役に立つことをしようと考えた。そうだ、料理をしよう。今までは手伝うことくらいしかなかったから、今回は1人で作ることにした。メニューを決め買い物に行った。ごはん、みそしる、おひたし、豚カツ、きんぴらごぼう、卵焼きの6品だ。】
…家庭科の先生もびっくりの品数である。調理実習ですらこんなに作らないだろう。その上健康的なバランスを兼ね備えている。しかも想像するからに作る工程がめんどくさそうな献立が並んでいる。
ごめんDくん。「カレーとかだろうな~~。」って舐めてました。
さらに書き添えてある注意事項には、
【みそしる作りでは、豆腐を手の上でさいの目切りにするのが難しかった。豚カツでは食べやすくするために筋切りをすることが大切だ。】と。
なんというプロ感。細かいところにまで気を配るのが素晴らしい。
そして極めつけは、
【さまざまな注意点に気をつけながら作るには約1時間くらいかかった。】と。
…1時間?!?! 早!!!!!!!
衝撃のあまり作文ノートにも「早い!!!手際良い!!!スゲェ!!!」と書き込んでしまった(笑)
Dくんにはお兄ちゃんがおり、夢現塾に通っているので、
「弟、夏休みに料理作ってくれたんだって?おいしかった?」と感想を聞くと、
「いつのやつ?よく作ってますよ。副菜とか結構。」と、さらっと私の心をえぐるお返しが。(笑)
まさかの1日坊主ではなかった。ちゃんとコンスタントにお料理を作っているご様子。
すごい…。(感嘆)
実家暮らしに甘え、あまり料理をしないわたしが、Dくんに女子力を見せつけられた夏休み明けであった。
ぜひ見習わせてください、師匠…。
わたしも『いつか』作ってみます(笑)