“20代で知っておくべき「歴史の使い方」を教えよう。”という本の一部を紹介したい。
これは石田三成の生き様について書かれてあった。
戦国武将の石田三成は逃げに逃げて、できる限り生き延びたそうだ。
関ケ原の戦いに敗れ徳川家康の前に護送された時、家康の家臣に「切腹もせずによく生きていたものだ」と嘲笑されるが、彼はこう言ったそうだ。「最後の最後まであきらめない。切腹などいつでもできる雑兵のすることだ。」
潔く切腹をするのが、武士道なのかもしれない。
切腹をしなかった石田三成は、武士たちからすると無様だったのかもしれない。
ただ、どれだけ無様でも生き延び、最後まで諦めないのが石田三成の美学だったのだと僕は思う。
人それぞれの美学があると思う。
自分なりのカッコよさを持っていると迷うことがなくなる。
何かに迷えば、そのカッコよさを基準に選べばいい。そうすれば間違うことはないから。
そしてそのカッコよさ、美学を見つけるためにたくさんの大人を見てもらいたい。
いろんな大人がいる。
渡辺先生のブログにあった話のように、たどたどしいポルトガル語を話す少年を笑う大人とこの少年の努力を称える大人。
周りから惜しまれながらもピーク時で引退する選手もいれば、ピークは越えているだろうと周りから言われながらも現役を続ける選手。
スマートにプレーするカッコよさもあれば、泥臭くプレーするカッコよさもある。
僕はこの泥臭く、がむしゃらなプレーが好きだ。
例を挙げればきりがないが、世の中にはたくさんの大人がいる。
その中からステキな部分だけでいい。自分に取り入れることをしていってもらいたい。きっとステキな大人に近づける。
そして、あの人の生き様をまねしたいと思われる大人になってもらいたい。
今、何かに悩みを抱えている塾生!
無様もカッコいいぞ!