「13歳からのアート思考」
最近読んだ本でおもしろかったランキングNo.1の本だ。
今になって、この本が美術を勉強する意味を教えてくれた。もし中学1年生の時にこの本に出会っていたら、もっと美術を勉強したのかもしれない。
「もし興味あって本屋に行く機会があったら探してみて。でもお小遣いで買うには高いかな~。」と授業中に話した。
すると翌週、2人の女子生徒が買って読み始めていると教えてくれた。
彼女らの行動力とチャレンジ精神に感動した。勧められたものをすぐに試してみようとした彼女らの考えが、とても素晴らしい。それと同時に、この生徒たちが羨ましかった。彼女らは中学2年生だが、美術のおもしろさに触れるきっかけを掴んだのだ。僕は中学を卒業して何年も経ってからだ。やっぱり羨ましい。
彼女らは、きっとこれからもあらゆるものを手に取り、好奇心を満たしていくのだろう。それを14歳から体験できているのは羨ましくて仕方がない。
たとえ人から勧められても、自分の得意なジャンルや趣味の延長から外れたものであれば、手を出すのはそう簡単なことではないだろう。でも、知らないことを知るチャンスがあるのであれば、少しだけでもいいから手を出してほしい。そこには何かおもしろいものがあるはずだから。
今でこそこんなことを書いているが、昔の僕は人から勧められても実際に手に取ることはなかった。「きっとおもしろくないだろう」「俺が見る(読む)ジャンルの物ではないな。」と考えていたからだ。
例えば、以下のようなものだ。
・君の膵臓を食べたい(映画)
・魔法少女まどかマギカ(アニメ)
・あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない(アニメ)
・歴史小説
僕はこれらのものには全く興味がなかった。しかし、熱狂的にこれらをプレゼンされ、そこまで言うならと手にしてみると、予想を優に超える。「おもしろいじゃん!!」どれもおもしろかった。もちろん、僕の好みではないものがあったりはしたが、ストーリー展開に感動し最後には涙を流すものもあった。何も知らないのに、「どうせ、つまらないだろう」なんてことを思っていた自分が恥ずかしくなった。
今なら、実体験から言える。試す前に敬遠するのはもったいない。
周りの人からたくさんの情報を得ることがたくさんあるだろう。興味がないものであっても、知らないだけで、実はものすごくおもしろいかもしれない。だからひとまずトライしてみてはどうだろう。
もちろん世の中には、「ダメ!絶対!」なことがある。それに手を出してほしいとは微塵も望んでいない。しかし、それら以外なら気軽に足を踏み入れてもいいのではないだろうか。新しいおもしろいに出会うために。
~僕からのおすすめ~
・フルハウス(海外ドラマ)
→海外ドラマのスタートにはもってこいのドラマ。ちなみにリスニング等の勉強にもなる
・「手紙屋」蛍雪編 私の受験勉強を変えた十通の手紙
→多くの大人が、中高校生の頃にこれに出会っていたらときっと思うであろう1冊
・アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書
→このブログを見ている卒業生はぜひ!現塾生にはまだ早いかも。
・梨泰院クラス(韓国ドラマ)
→主人公のマインドがとにかくカッコイイ。こんな大人になってもらいたいし、なりたい。
もし、少しでも興味があったらぜひ探してみてほしい。ネットや本屋にある。
今ではなくてもいつか機会があればぜひ手に取ってみてもらいたい。
たくさんのことに興味を持てる人間になってもらいたい。