『ソーシャル・ディスタンス』。なんだか今年の流行語にでもなりそうなこの言葉。
生徒たちに聞いてみると、「社会的距離」とか、「他人と距離を作ること」など、結構ちゃんと答えてくれる。
英語では、『social distancing』
(ソーシャル・ディスタンシング)というのがどうやら正しいらしいが、まあまあ、細かいことは気にしないでおこう。
この『ソーシャル・ディスタンス』を保つため、映画館・劇場・ライヴハウスなどは定員を極端に減らすなど、苦労しているという。
実際、先日妻と映画を観に行った際も、1席ずつ空けての座席指定だったため、一つしか買わなかったポップコーンが非常に食べにくくて困った(笑)
さて、この『ソーシャル・ディスタンス』を保ちつつ実施できるということで、最近見直されているものがある。
それが『ドライブ・イン・シアター』だ。
80~90年代に日本各地で流行るものの、2000年代には各地で閉鎖の一途をたどる。
その後、2018年より熊本市で震災復興支援のため唯一開かれていたのだが、今回のコロナ渦においても「三密」にならない有効的な手段として見直されているという。
↑このようなシーンを、アメリカ映画で見たことはないだろうか。
実際、アメリカでは数は減ったものの、まだまだ現役とのことだ。
さて、この「ドライブ・イン・シアター」の進化系イベントが、来週末に東京で行われるという記事を読んだ。
そこで生徒に聞いてみた・・・
(宮)「ねえねえ、ドライブ・イン・〇〇なんだけど、この〇〇に入るのは何だと思う?う~ん・・・ヒントは遊園地にあるやつなんだけど・・・」
A君「ドライブ・イン・ジェットコースター!」
いやいや、車輪があるからってレールの上は走れないよ~!
B君「ドライブ・イン・観覧車!」
だから、車ごと浮いたら危ないってば!!
C君「ドライブ・イン・ゴーカート!」
あのぉ・・・そもそも車に乗ってるんだけど・・・
D君「ドライブ・イン・メリーゴーラウンド!」
う~ん・・・回るだけで面白いか!?
正解は・・・
『ドライブ・イン・お化け屋敷』
でした!!
何名かの生徒は当ててくれましたよ♪
世界初の試みだそうで、好評なら今後は全国各地で実施されるかもしれない。
世界的なコロナ渦の中、「あれはダメ、これはダメ」と、世の中はとにかく「できない」ことばかりだ。
しかし、そんな「できない」なかでも次々と新しいものは生み出される。
案外完全な自由よりも「ダメ」があった方が、人間はよりクリエイティヴになれるのかもしれない。
「できないから諦める」のではなく、「できることを探す」ことから可能性とは広がっていくのではないだろうか。
これからもこのような新しいエンターテインメントが生み出されるかと思うと、なんだかワクワクしてしまう。