先日の廣瀧先生の日報にもあったが、各校舎でクリスマスツリーが光り輝いている。
六名校でクリスマスツリーを組み立てる時に、ある生徒からひとつの話を聞いた。
それは、「クリスマスプレゼントをなぜ靴下の中に入れるのか」という内容だった。
調べてみると、なかなか有名な話のようだが、僕を含めた自習室にいた数人の生徒は初耳だった。
この話の主人公は、とある一人の男。彼はクリスマスを語る時に外せない重要人物らしい。彼には、弱者を救った話が数多く存在するそうだが、そのうちの一つが靴下とクリスマスを密接に繋ぐことになる。
ある家族が、貧困で困っていた。そんな時に突然、金貨を手にする。その金貨のおかげでその家族は貧困から抜け出すことができた。その金貨を窓から投げ入れたのがこの男。聖ニコラスだ。
余談だが、彼がサンタクロースの由来なのではないかとの話もある。
ニコラス(英語読み)→ニコラオス(ギリシャ読み)→聖をセントと読むから、セント・ニコラオス→シンタクラース(オランダ読み)→オランダで、セント・ニコラオスの命日にシンタクラース祭りとしてお祝いをする。→このシンタクラース祭がアメリカに伝えられる。→シンタクラースがアメリカで訛り、サンタクロースになった。
こんな流れがあったそうだ。
話を靴下に戻すと、貧困に苦しんでいた家族のもとに届けられた聖ニコラスからの金貨。それが暖炉のそばで干してあった靴下の中に入っていった。
これにより、クリスマスプレゼントと靴下のハッピーセットが誕生したというのだ。
この話を聞いて、みんななるほどの意を込めた「へぇ~」が同時に出たのは面白かった。(笑)
よく言われる、「いい子にはクリスマスプレゼントが来るんじゃないかな?」といったフレーズ。
僕は、これを間違いないと信じている。年を重ねれば重ねるほど、強く感じる。
いい子の定義を明確にするのは難しいだろうが、目の前のことに頑張っている子には、心から応援したいと思う。これは学年関係なく、手を差し伸べたいと思う。そんな子には、プレゼントが与えられるべきだと、僕は考える。
夢現塾には、目の前のことを頑張れる生徒が多いのは、渡辺先生の日報にも書いてあった。
結果も大事だが、結果が出るまでのプロセスにも価値はあり、そのプロセスが欲しい結果を手にする確率をグっと上げる。
プレゼントには目に見えるものと目に見えないものがある。
どちらにせよ、普段の行いが、手にするものを左右する大きなカギとなるはずだ。
いろんなことに燃える、そんな熱い冬にしてもらいたい。