11/29(金)、その日はやってきた。
スタートボタンを押し車のエンジンをかけると、ナビの音声が「本日は”良い服の日”です」と言った。
「”良い肉の日”じゃないんかい!?」と一人でツッコミを入れ、向かう先は毎年恒例のあの場所。
そう健康診断の病院だ。
10/26のブログにも書いたが、この健康診断は僕らにとって毎年の成績表のようなもので、これに向け廣瀧先生は毎日のウォーキングで5kg以上の減量をするなど、しっかりと体を仕上げてきていた。
「ありのままの~」(古い!)を信条とする僕は、
あえて(?)特別なこと(ダイエット)をすることなく、
あくまでも「自然体」(?)でこの日に挑むこととなった。
まずは問診票と体温測定。
体温は35.2℃とやや低めか。
前日の夜の食事からすでに15時間を経ており、空腹の絶頂にある。
その影響なのか、体温もいつもよりやや低めなのかもしれない。
よく「お腹と背中がくっつきそう」と表現することがあるが、残念ながらその後測ったウェストサイズは昨年よりさらに数値をあげており、僕にとって背中とお腹は銀河系のかなたのごとく遠い存在のようだった。
次に検尿・・・は割愛(笑)
続いて血液検査。
アルコールにめっぽう弱い僕は、採血前の消毒さえもアルコール以外のものでやってもらう。
人生の経験値のように蓄積されてきた皮下脂肪のせいで、年々腕の血管が出づらくなっている。
「左腕、血管出づらいですけど・・・」と僕。
「たぶん大丈夫ですよ・・・」という看護師さん。
だが数秒後に
「ごめんなさい・・・ダメかも・・・」僕の左腕の皮膚の下を、注射針がごそごそと動きまわる。
「!?・・・・」
実際は数秒だったはずだが、永遠に感じるかのような時間を経て、
「よかった~」という看護師さんの安堵の言葉とともに、僕の静脈血が注射器内にたまっていった。
そして胸部のレントゲン。
レントゲン室に入るやいなや、レントゲン技師の若い女性に
「夢現塾の宮下先生ですよね?」と聞かれた。
突然のことに戸惑う僕。
「岡崎本校の卒業生の〇〇です。」
と言われ、記憶の糸をたぐり寄せていく。
それは7年前の2011年、僕が夢現塾入社の年に岡崎本校の中1、中3を担当したときの3年生の生徒だった。
彼女は岡崎本校唯一の葵中の生徒(葵中の生徒は例年ほとんどが六名校)だったことを思い出す。
「すぐ分かりましたよ。」という彼女の笑顔に、当時の面影が垣間見えた。
高校卒業後に3年生の専門学校に行き、もうすぐ22歳の社会人1年目だという彼女は、中学生時代よりさらにキラキラして見えた。
「先生が不足しててね、しばらく岡崎本校は開いてなかったんだけど・・・」
「そうだったんですね・・・」
たわいもない会話も、なんだかとても楽しく、嬉しい。
が、Tシャツ一枚になってレントゲン写真を撮られるのは若干恥ずかしいかな。(笑)
卒業生が社会に出て活躍している姿(ちょっと間近すぎるけど)を見られるのは、教師冥利に尽きる・・・というものだ。
今更ながら、ルロイ先生の気持ちが良く分かった。(笑)(※中3国語の教科書P25参照)
その彼女が通った岡崎本校も、来年3月より再び開校する。
岡崎本校に通っていた生徒の思い出たちも、僕の中に再び鮮明な色を取り戻すことだろう。
そう思うと、来年が待ち遠しくてワクワクする♪
ちなみにその後の検査結果は・・・各校舎、授業内でご報告いたします!(笑)