明日は秋分の日だ。
今年の猛暑、いや酷暑から9月も残暑、いや惨暑(悲惨な暑さ)が続くのを覚悟していたが、最近は気温も下がり過ごしやすくなってきた。暑さに弱い自分としては嬉しい限りだ。そして今日は岡崎市内の多くの中学校で体育祭が行われている・・・はずである。日報の原稿を書いている時点での天気予報だと「雨」が心配だ。
さて、秋といえば『○○の秋』のフレーズが今年も世間を賑わすだろう。個人的には夢現塾生に『勉強の秋』と刷り込んでいこうと思っている。(笑)
『読書の秋』。定番である。そして教育界ではここから『読書量と学力の関係』に結び付けるのも定番である。だからといって『読書量(時間)と学力は比例する』という浅はかな結論まで持っていってはダメだというあるデータがある。
①1日に全く読書をしない生徒の学力
< 読書をする生徒の学力
②1日に
1時間以上の読書をする生徒の学力
< 1日に
10分以上1時間未満の読書をする生徒の学力
(※②は中学生のデータ 小学生は「1時間」→「2時間」に変更)
【全国の小中学校で行われている学力テストの調査分析より】
①はもちろん、②も当然の結果だ。授業、学校行事、部活、習い事、宿題、交友関係にと忙しい毎日を送っている中学生が、「読書」に毎日1時間以上時間を割くのはなかなか難しいだろう。
本に夢中になり過ぎる→宿題をやり忘れる→気付いたのが夜中→睡眠時間を削る→部活の朝練に参加→疲れる
→午前の授業が催眠術のように聞こえる→給食はおいしい→睡魔と満腹感で午後の授業の記憶を失う
→部活頑張る→塾まで睡眠→塾でも睡眠→帰宅→最初に戻る
という地獄のループは極端かもしれないが、読書時間が多すぎるということは、学力アップに欠かせない何かを失っている可能性が高いということだ。
要はけじめの問題。有益なものも使い方次第で害を及ぼすのは長い歴史が証明している。けじめがないと計画性もなくなってしまう。学力アップに敵視されているゲームやスマホも使い方次第では学力アップに有益にはたらく。金融業者ではないがまさに『ご利用は計画的に』だ。
ということで、来週から中学生は定期テスト対策授業だ。そして小学生は来週漢地獄に来月はMJテスト!
夢現塾生にはやはり『勉強の秋』と刷り込んでいこうと思っている。(笑)