例年より早い梅雨明けとともに、暑い夏がやってきた。
夏に美味しい食べ物といえば?
と生徒たちに聞くと、「スイカ」や「メロン」などのフルーツや、「冷やし中華」や「流しそうめん」のような冷たい麺類などを答える。
あとは「かき氷」や「ガリガリ君」なんかが定番だろうか。
どれも大好きだが、僕にとって「夏の食べ物」と言ったら、なんといっても「アユ」(魚)。
小学生の頃は、夏休みに必ず祖父が食べに連れて行ってくれたものだった。
というわけで、おととい7/15(日)に鮎料理を食べに出かけた。
向かった先は新城市の川魚料理のお店。
数年前に妻がネットで調べ、「ここに行きたい!」といって向かったところ、偶然にもその昔、祖父が何度も連れてきてくれたお店だった。
それ以来、年中行事のように通っている店だ。
いつもは平日だったが今年は日曜日。
しかも3連休のど真ん中ということで、間違いなく混雑するお昼どきを避け、2時半に入店するも、あらら3組待ち。
そして、お座敷に通され注文をしたが、周りの大半のお客さんのテーブルにもまだ料理が出ていない。。。
家族経営のお店だろう。急な大量の来客に、正直パンク気味だった。
まあ、エアコンの効いた店内、特に気にすることもなく携帯を取り出す。
そんな時の暇つぶしといえば、スマホでネットやゲーム・・・というところなのだが、僕ら夫婦の某格安スマホは・・・なんと!?電波が入らない!!
(・・・それで電波を拾ったことはないが)とりあえず振ってみる・・・やっぱり入らない。
オリンピックの聖火リレー走者のように天高くに掲げてみる・・・やっぱり入らない。
妻と二人で、「することないね・・・」と諦めた。
仕方がないので、二人でなんとなく窓の外の景色を眺めていた。
「みてみて、なんか見たことない鳥!」
山奥ならではだろうか、岡崎や幸田では普段では見かけない鳥が電線にとまっている。
「あ、窓の外にカマキリがいる。私、久しぶりに見た!」
そんな感じで、意外に時間はあっという間に過ぎていった。
スマホ・携帯依存症が昨今よく言われている。
他人ごとと思っていたが、自分も少なからずそんなところがあったのかもしれない。
電波が入らない事で、普段見えないもの・・・いや見ていなかったものが見え、ゆったりとした時間を過ごすことができた。
今後休みの日は、思い切って携帯電話の電源を切ってみるのも良いのかもしれない。。。
そんなことを考えながら、鮎料理に舌鼓を打った休日の午後だった。