「今日、七夕なのに、天気悪いねぇ・・・」
土曜の朝、テレビを観ながら妻が言った。
そして続けざまに、
「子どもの頃は、天の川って七夕の日しか見られないモノだと思ってた(笑)」
「え!?そんな訳ないじゃん。いつでも普通に見られたでしょ?」
「でも町中じゃあ、明るすぎて天の川って見えないじゃん。」
確かに天の川をはっきり見ようと思ったら、町の光の影響の少ない、暗い場所に行かなければならない。
一年に一度しか会えない彦星と織り姫の話と、ごっちゃになるのもムリもないのかな。
「おバカな子だったんだねぇ~。まあオレは知ってたけどね♪」
ちょっと鼻で笑いながら言うと、ムッとした顔で
「ゼッタイ私だけじゃないって!生徒さんにも聞いてみなよ!!」
と叱られた(笑)
ということで、その夜の緑丘校中1の授業で生徒に聞いてみた。
「この前さぁ、小学生の子に『先生、天の川って七夕しか見れないの?』って聞かれちゃった。(ここは少し話を作りました。)そんなわけないのにねぇ?」
「えっ!?違うの??」
何人かの生徒が驚いた顔で周りを見回す。
「そうだと思ってた人は?」
30人のクラスで5,6人が手を挙げた。あれれ、意外に多い。
「じゃあ先生、天の川っていつでも見られるの?」
「いや、夏から秋までかな。天の川はそもそも銀河系の中心の星の集まりで、地球が夏から秋の間はそちらを向いてるから見られるんだよ。」
「でも、天の川なんて一度も見えたことないよ。」
そう、ほとんどの生徒が見たことないという。
確かに、キャンプなどで暗い場所や空気のきれいな高原とかに行かないと、はっきり見るのは難しいよね。
でもそんな天の川だからこそ、はっきり見られたときはすごく感動するんじゃないかな?
今日からいよいよ東海地方も梅雨明け。
夏休みは『星を見に行く』なんてのもいかがだろう。
僕のオススメは、長野県阿智村の「ヘブンスそのはら」のナイトツアーかな。
本当にこんな空を見ることができるぞ!