今日はA日程入試。
まさに、今、受験生たちは格闘している最中だ。
B日程入試は、国語は昨年より簡単、数学・社会は難化、理科も少し難化、英語は英作文の新傾向にはちょっと驚いたが、ほぼ昨年レベルという内容だった。
現在の予想では、昨年の合格ラインより2~3点ぐらい下がるのではないか?
早く今日の英語の問題が見たい。特に2点問題の英作文が見たい。これには大きな理由がある。
昨年度愛知県入試変更前、愛知県教育委員会が以下の問題例を発表した。
初めて見た時は驚いた。
配点2点? マジか? これできるのか? 採点可能なのか?
文句も言っていられないから、この形式の練習を生徒たちに積ませた。ネックとなったのは「自分の考えを2文以上で書きなさい…」だった。
英語が苦手な生徒は、そもそも怪しい。得意な生徒は、調子に乗って5文くらい書いて、たった1文にミスがあって、×になってしまう場合が多々あった。
生徒たちには、実力以上の無理な英語を書かないことを何度も強調し、問題を解くたびに、模試の模範解答のような立派な英文ではなく、簡単な英文でミスを起こさない解答例を示し、工夫させていた。それでも、冠詞のaや複数形のsをミスしたりで、僕らも生徒の不安も大きかった。
2点だからな…何か良い方法はないか…
ずっとずつと考え、入試1週間前に、もう一度問題例を読み直し、気付いたことがあった。
採点基準 賛成又は反対の立場が、その理由とともに明確に示されて2点。
明確に示されて…か、そうだ!!!!!!!
ちょっとずるい気もするが、すごい作戦を行うことにした。
いろいろ考えて必勝法を作成し、夢現塾生エリアとは関係のない、県内の学習塾教師数名に訊ねた。
目黒:
どう思いますか?これで、×にできますかね?
他塾:
いや、〇です!すごいです!バッチリです!ノーベル賞ものです!
昨年入試の数日前に、生徒たちに伝えたことが以下の内容だ。
苦手な子のための必勝作戦(ミスを防ぐ方法)!無理をしない正確な文で書け!
一文目: I think (that) S V.
※SVの部分は「it is 形容詞 to ‹do›(‹do›することは形容詞だ)」又は「should ‹do›(‹do›すべきだ)を使った文」
二文目: I have two reasons.
三文目: First, S V. ※無理しない。「S+V+目的語」又は「S+be+形容詞」。
四文目: Second, S V. ※無理しない。上記と同様。
五文目: So I conclude (that) S V. SVには一文目と同じ文を書いて、「だからSVだと結論付ける」
※concludeを忘れたら、believe(最悪でもthink)を書く。これで5文完璧となる!
で、どうしても理由が1つしか浮かばない場合の必勝作戦!!!
I think (that) S V. The big reason is that S V(その大きな理由は~).
二文だし、理由が明確だし完璧だ!名付けて、The big reason作戦!!!
そして、以下の予想をプリントに載せ、入試直前に説明した。
◎予想「給食」
I think school lunches are better than box lunches. I have two reasons. First, school lunches are warmer( hotter ) than box lunches. Second, school lunches are cheaper than box lunches. So I conclude school lunches are better than box lunches.
で、二日後の昨年B日程入試の日、出題された問題が以下のものだ。
給食、キターーーーーーーーーーーーーーーーー!
と、盛り上がったが、形式を見て正直、ずいぶんがっかりした。
愛知県教育委員会、話が違うじゃーーーーーーーーーん。
ただ、生徒たちは
「出た!出た!解けた!解けた!」とずいぶん喜んでいた。A日程入試は外したけどね(笑)。
そして、今年の入試に向けて、学校で行っている岡学も、塾で行っている愛知全県模試も、この形式と合致していた。当然、僕らもこれに向けての対策を行い、「ミスをしないための英作必勝作戦」を伝授してきた。そして、入試前にはバッチリ予想も立てた。愛知県内で使用されている英語教科書はほとんどがホライズン、一部クラウンの学校もあるが、それらの内容も考慮し、出題予想を作成した。2点問題だ、絶対に落とさせたくない。
そして、今年の問題。
おいおいおい!また形式を変えたのか!ふざけんなーーーーーーー!
まぁ、難しくはなかったけど、理由を2つ書く…、A日程も出るとするならば、これは不安材料だ。1つはともかく、2つ目の理由が英語で浮かばない可能性もある。A日程に向けての作戦を練る。西三河地区以外の英語に詳しい教師たちと話し、「2017年からの英検3級の新傾向問題に激似だ」と結論づけた。すぐに英検問題集を買い漁り、入試に出そうな問題をピックアップする。そして、その英文を、受験生が間違えないレベルの英文に修正し、作成したものが、土曜日に配布した「2018愛知県公立入試Aグループ予想【英語】」となった。
出ろ!出ろ!出ろ!早く入試問題が見たい。
受験生諸君、とにかく本当にお疲れさま!
明日は面接だが、精神的にはずいぶん楽になっただろうな。
明日終わったら、寝ろーーーーー!遊べーーーーーー!青春しろーーーーー!
そして、当分自習室には来るなーーーーー(笑)!
では、3月19日(月)卒業パーティー会場で会いましょう!