7日の七夕に向けて、夢現塾では生徒が短冊に願い事を書き笹に吊るしていく恒例行事が始まった。当日までにはたくさんの願いがちりばめられた笹が各校舎で完成することだろう。
この七夕の風習の起源がふと気になったので調べてみた。
織姫と彦星が年に1度、7月7日に出会うことができる(会うことが許される)という『牛郎織女(ぎゅうろうしゅくじょ)』の伝説のもと、機織りが上手であった織姫のように針仕事の向上を願う行事が中国で行われていた。その行事が日本に伝わったのは今から1300年前の奈良時代で、日本でも同じように手芸の上達を願う行事が宮中で行われ、それが徐々に技芸全般の向上を願うようになったそうだ。
今では物欲を前面に出すような願い事も見られるようになったが、起源を考えると、やはり自身の向上を願い、言葉として記すことに意味があると思う。署名をし、意思表明することで自分自身に言い聞かせ、そしていい意味での周りからのプレッシャーにさらすことが大願成就につながるのではないだろうか。
「第一志望校に合格する!」
「○○校に受かる!」
1文字1文字力強く、そして丁寧に短冊に書きこむ中3生の姿があった。先日の「高校入試合格セミナー」で受験生としての自覚がより強まったのだろう。これらの願い事(「夢」)を「現実」にする力を養っていくのが夢現塾の務めだ。