「名古屋城天守閣が木造で再建へ」
城好きの僕としては以前からかなり気になっていた話題の1つである。先日の名古屋市議会での決定により、いよいよ実現に向かうようだ。財源の問題など賛否両論あってまだまだ物議を醸しそうだが、多くの人の「夢」が関係者の「努力」によって「現実」へと、僕自身は非常に楽しみである。
世界遺産の姫路城、震災の被害が何度も映し出された熊本城、雲海に浮かぶ「天空の城」として有名になった竹田城は、お城に興味がなくてもご存知の方は多いのではないだろうか。
では、上に挙げた3つのお城のある建物に関しての大きな違いはご存知だろうか(城に興味がある方には「愚問」と言われそうだが・・・)。
姫路城:天守(閣)は江戸時代の木造のものが現存
熊本城:天守(閣)は戦後に建てられたコンクリート製
竹田城:天守(閣)がない
今の名古屋城はコンクリート製だが、昭和の戦前までは天守閣や本丸御殿など江戸時代の多くの建造物が残っており、太平洋戦争の空襲で焼失さえしなければ100%世界遺産に登録されていたと有識者は声をそろえる城なのだ!ああ、当時の姿を見てみたい!!ああ、タイムマシンが欲しい!!
「戦い」のためのものだったお城が「権力の象徴」となり、「無用の長物」となった時期を経て今では「観光名所」となっている。お城が時代とともに姿や役割を変えていくさまが面白い。大きな変化の瞬間に立ち会えるという意味でも名古屋城の木造再建にはとても関心がある。
さてここ夢現塾にも、各先生の日報にあるように、新学年となり大きな変化、いや成長を遂げようとしている夢現塾生たちがいる。この瞬間に立ち会えるのもたまらない。