英語といえばネイティブのイメージが強いが、もはやそんな時代ではないようだ。数年前にちょっと流行った本「英語はインド式で学べ」によると、英語を話す人20億人のうち、ネイティブ英語を話す人は3億人しかいないらしい。85%が非ネイティブということになる。世界の人口を考えれば当たり前のことだが、2020年、世界で一番英語を話すのは「インド人」ということになる。なんだか不思議な感じだ。
この本では、ネイティブイングリッシュではなく、世界標準英語(グローバル・イングリッシュ)の使いこなし方(①発音は気にしない ②イディオム(慣用表現)は使わない ③新しい単語を覚える必要なし ④英語が得意でない人でも使える)を、面白可笑しく、説明してくれている。興味がある生徒には読んでほしいと思うが、ちょっとまだ早いかな。中学の英語をきちんと身につけてから読むのがベストだろう。コミュニケーションとしての英語を話すきっかけにはなるはずだ。
ただし、高校入試、大学入試のリスニングは、まだまだネイティブイングリッシュだ。いよいよ4月3日より「おとなの基礎英語 Season6」が始まる。ドラマ仕立てで楽しく、最高の英語教材となる(と勝手に思っている)素晴らしい番組だから、中学生諸君にはぜひぜひ見てほしい。
以前にも紹介しているので、まずは以下のブログを読んでみてほしい。
2015年10月21日の日報「リスニング」
今年の舞台は、大都会ニューヨークとロンドンだ。経済、ファッション、エンターテイメントの最先端都市を、2人の主人公女性がそれぞれ旅してゆく。ニューヨークに「自分探し」にやってきたおっとりタイプの梨沙。ロンドンには、ビジネスで一旗揚げようと上昇志向の強い由紀が訪れる。全く異なるタイプの主人公たちが、さまざまな人々と出会い、ともに成長していく物語のようだ。今回は、よりストーリー性を高めたとの発表もあり、僕もとても楽しみにしている。1日10分の番組なので、テキストは買わなくても大丈夫。どうぞ気楽にご覧ください。
おとなの基礎英語
4月3日(月)スタート
放送日→月曜~木曜 午後10:50~11:00
再放送①→翌週火曜~金曜 午前10:15~10:25
再放送②→翌週水曜(4回分)午前1:00~1:40(火曜深夜)