人間ふと、負のオーラに満ちた言葉をポロッと言ってしまうことがある。
「面倒くさい」
「疲れた」
「やる気がない」
「今そんな気分じゃない」
文面からでも伝わってくるこの重い空気。
不思議なもので、常日頃からこういう言葉をクセにしてしまっている人は、「何をやってもうまくいかない気がする」と、案の定暗い現実を引き寄せる。
逆に、
「がんばってみよう!」
「とりあえず挑戦してみようかな」
「楽しいなぁ」
「時間を忘れるぐらい夢中になってた」
さっきとは全く違うのを感じてもらえるであろうか?
明らかにこちらのが明るい感じが伝わってくるだろう。こういう言葉をいつもクセにしている人は、「何をやってもうまくいく」と、案の定明るい現実を引き寄せるのだ。
人間関係も同じだ。
笑顔が溢れる人には笑顔が溢れる人が周りに近づいてくる。
暗い考えばかりの人には暗い考えばかりする人が集まってくる。
逆に暗い考えばかりの人が自分を変え、笑顔溢れる人に変身すると、元々いた友人は自然と離れていき、新たな出会いがあり、新たな環境が生まれる。
「類は友を呼ぶ」という言葉は、間違いなく存在していると学生時代は特に痛感してきたものだ。
さて、塾ではこの1週間で新学年が始まる。
学校はもう1ヶ月先だが、新しい環境に飛び込まなければならない時期はもうすぐそこだ。
「いい友達ができるといいなぁ」
「クラスに馴染めるかなぁ」
「勉強ついていけるかなぁ」
このような不安を打破する方法はただ一つ。
「自分を変えること」だ。
どんな友達が欲しいのか?
どんなクラスがいいのか?
勉強についていくには?
自分自身に問いかけてみよう。
その理想にまず自分がなることが大切だ。
決して自分を押し殺して相手に合わせろと言っているのではない。
自分自身から変えていくことで、不思議と周りも変わっていくものなのだ。
勉強もそう。
「誰か自分の成績を上げてくれないかなぁ」
と思っている間は伸びることはない。
その考えをまず変えなければならない。
自分をいつも笑顔にしてくれる友達がほしいなら、まず人を笑顔にできるように自分がなってみる。
成績を伸ばしていきたいのならば、1日1時間は机に向かうという習慣を自分でつくってみる。
全ては自分自身。
自分の考え方で人生が変わる。
周りの環境ではない。
春とはいい時期だ。全てがリセットされる。
全てが新しい。全てが新鮮。
全てが1からのスタート。だからこそチャンスでもある。
理想の人生があるのなら、まず自分を変えなさい。与えられた環境に対して愚痴を並べる前に。