『ソムリエ』というと何を思い浮かべるだろうか。
ウィキペディア様によると、
「ソムリエ(仏: sommelier、女性単数形:sommelière)は、レストランで客の要望に応えてワインを選ぶ手助けをする、ワイン専門の給仕人とされてきた。ソムリエの定義とは、アルコール飲料を提供する飲食サービス業従事者となる。」
と書かれている。
しかし世の中には、タオル・温泉・野菜・星・オリーブオイルなどなど、多種多様なソムリエが蔓延っている。
どうやらその道を究めたエキスパートたちに贈られる資格を「〇〇ソムリエ」というようだ。
さて、今、岡崎本校の宮下先生の机の上には六名校から持ち帰られた大量の「消しゴム」が置かれている。
実は…。各校舎には『忘れ物(落とし物)』として生徒たちに見捨てられた消しゴムたちが大量にあるのだ。
ノートやファイルは必ず取りに来るのになぜ消しゴムは見放されるのだろう。
だいたい、筆箱の中からいつも使っている消しゴムが消えたら普通気がつかないか?
それとも、生徒たちの消しゴムに対する愛はそこまでのものなのか?
緑丘校や岡崎本校では「夢現塾消しゴム」が落ちていたこともある。大ショックだ。
サイズの問題か?でも大切な指輪とか、ストラップとか、小さくてもなくしたら探すよね?
やはり思い入れの問題か…。
そこで、なんとかその消しゴムたちに「愛」を与えてあげたい。「使い道」を考えてあげたい。
ということで、夢現塾教師陣(まぁ今はわたしと宮下先生の2人だけですが)で『積極的に落とし物消しゴムを役立てる会(仮)』を発足した。
机の上に広げられ、出動の機会をうかがう大量の消しゴムたち。
日報を書いている今この瞬間にも愛着がわいてくる。
しかしここで問題が。
「どの消しゴムから使おうか問題」が発生するのである。
まるですべての消しゴムたちが「わたしを使って…」と潤んだ瞳で訴えかけているようだ。
わたしは一番大きい消しゴムを手に取る。
(心の声)「…持ちやすいけど、重くて消しにくいな。」
次に、超有名消しゴム会社の消しゴムを手に取る。
(心の声)「…柔らかくて動かしやすいけど、紙との相性が悪くて消えにくいな。」
そして、某大学名を載せ無料配布されている消しゴムを手に取る。
(心の声)「…うん、大きさ・消えやすさ共によし。」
岡「宮下先生!これ消しやすいです!!」
宮「お~それいいって言うよね~。俺はこの透明のやつにしようかな~。」
こんな会話したことがない。
消しゴムの種類について語り合うなんて…。
これはもしかして、わたしが「消しゴムソムリエ」、通称『消しソム』になれる日も近いのかもしれない。
研究の成果が出たらぜひ『ベストオブ消しゴム』を発表したいと思う。
※消しゴムは極力忘れたり、落としたりせずに大切に使いましょう。
※夢現塾消しゴムは、大きさ・消しやすさ等すべてにおいてよーーーーーく考えて作られておりますので、より大切に大切に使っていただくよう、よろしくお願いいたします。(笑)