「すげーっ!!」
生徒たちの声が響き網戸が揺れた。
今年度から夢現塾で『新教科』に取り組むことにした。
『新教科』それは『実技4教科』である。そう、『技術家庭』・『保健体育』・『美術』・『音楽』だ。
実技教科を侮るなかれ。
愛知県の公立高校入試では“内申点”として、主要5教科と区別されることなく使用される。
さらには定期テスト前の休憩時間にも「数学の勉強やりたいのに、美術と体育を全然勉強してない。どうしよう!!」なんて悲鳴を、過去にどれほど聞いてきたか…(苦笑)。
夢現塾で実技教科の対策をやりたい気持ちは前からあった。
しかし実技の授業をやるほどの時間はとれない。語句の質問やデッサンのコツなどは聞かれたら随時教えてはいた(手や動物などの“デッサン”は何度書かされたことか…)。
中学の昨年の問題をコピーして配るという方法もなくはない(一部の塾でそのような方法をやっているというのを耳にしたこともある)。
授業をやらずに“テストの過去問を配る”というのは“対策”ではない。“ただ配るだけ”である。
年度によって先生によって、やる単元も違えば進度も違う。生徒たちにとって“ないよりかマシ”程度のプリントである。
取り組むならば夢現塾の塾生達の為に、徹底的に作り込まれた役に立つプリントを渡してあげたい…。
数ヶ月前の先生達との会議の時、実技の対策プリントについて相談をした。
理想形は、主要5教科の対策プリントのように単元ごとに分けられた『実技教科の対策プリント』である。
想像するのは簡単ではあるが、単元も多い…。
作成にはかなりの時間と労力を使うであろう…。
しかし先生達は皆、快く快諾してくれた。
夢現塾の先生達は、最高の先生達である!!(塾生諸君も誇りに思ってくれ!!)
作成が決まると先生達の動きはとても速かった。
現塾生・卒業生達に協力を呼びかけ、全23中学の全学年の過去問を可能な限りすべて集めた。
しかも卒業生に至っては、中1の最初からすべてのテストを保管している子たちも多く(さらには保護者の皆様からもご協力いただき)、想像以上にテスト問題が集まった。
「感謝」という言葉で言い表せない程、感謝をしております!
そして20以上の中学のテストで同じ単元の問題を集めると、『教科書の単語がそのまま出ている問題』や『表現を変えて出ている問題』など、いろんな角度から問われていることも分かる。
それらの問題をもとに、岡田先生を中心として宮下先生、渡辺先生、髙須先生、加納先生達が作成してくれた。
そして岡田先生考案の『実技nnessmook(実技ネスムック)』のネーミングと共に、完璧な対策プリントが完成したのである!
お披露目は、期末テスト対策授業の日。
「すげーっ!!」
配布と同時に、生徒たちの声が響き網戸が揺れた。
別の教室でも安田先生が配布をしていて、遠くから歓声が聞こえてきた(笑)。
この声が聞けたのは本当に良かった。
期末テストの前には
「実技のテスト勉強が、すごく楽になりました。」
「実技の対策プリントを3回やりました!」
と言われ、期末テスト後には
「先生!めちゃくちゃたくさん出ました!」
「今回のこのテストのこの問題を、来年の対策プリントに入れてあげてください!」
「次のテストでも期待しています!!」
と言われた。
しかし今回の『実技教科のテスト対策プリント』で、一番言われて嬉しかった言葉は、
「先生、このプリントはいくら払えばいいですか?」
と、幸田校の生徒たちから聞かれたことである。
夢現塾は『実技教科のテスト対策プリント』も『質問』も『自習室』も『卒業パーティー』も『補習授業』も…。
すべて無料だよ!!(笑)