愛知県のある地域で、サッカーの選抜チーム(通称トレセン)のセレクション会があった。各中学校から我こそはと自信満々な選手たちが集まる。いくつかの練習を終えた後、2チームに分かれ、紅白戦が行われた。チーム分けのためのビブス(ゼッケン)を選手たちにコーチから手渡される。これは、ユニホームではないので、どれでもいいのだが、受け取る側の中学生にとっては、なかなか大事なことである。
1番→キーパー(最後の要)
2~5番→ディフェンス(守備の役割)
6.7.8.10番→ミッドフィルダー(攻撃と守備の両方の役割)
9.11番→フォワード(攻撃の役割)
これらの中で人気なのは、9.10.11番だ。9と11はエースナンバーで、10番はキャプテンがつけることが多いからだ。
中学生たちは、口には出さないもの心の中で一喜一憂していたはずだ。
そして、ある選手に渡されたビブスの番号が4番だった。
「お、4番か。なんか不吉な番号だな。(笑)」とコーチから一言。
それを聞いたその選手は、こう返した。
「“しあわせ”の4ですね!」
その中学生は、サッカーの技術もしかり彼の考え方も評価されて選抜メンバーに選ばれた。
実は、この中学生が昔の僕でした。という話であればキレイにオチたかもしれないが、残念ながら違う。
ただ、この話から僕はどんなことでも前向きに考えていこう、ポジティブに生きていこうと考えるようになった。
難しそうでも、大変そうでも、疲れていても、眠くても、だるくても…
あらゆることに対しての捉え方をポジティブにすれば、行動が前向きになり、可能性が広がるのは明らかだろう。
p.s. ポジティブでいると、脳が活性化して賢くなるそうですよ。塾生のみんな!