12/31の大晦日から1/1の元旦は、豊橋の実家に帰る。
例年、弟家族も揃うところだが、今年は甥っ子がボーイスカウトのスキー合宿のため、30日には帰ってしまっており、実家には僕と妻だけになった。
朝から甥と姪が廊下を走り回る音で起こされる正月(笑)ではなく、今年は静かな正月を迎えた。
そして実家に帰ると、必ず祖母の老人ホームを訪ねる。
お隣静岡県の湖西市にある老人ホームにいる祖母は、大正10年生まれで今年は98歳になる。
車いす生活で、目も良く見えてはいないものの、耳と頭はしっかりしており、認知症など一切ない。
97歳にして「〇〇君は元気かね?」と、僕の友人達の名前を何人もあげ聞いてくる会話のスピードは僕と変わらないのだから、驚きである。
20~30分ほどして、祖母の老人ホームを出て車のエンジンをかけると、メーター内に見慣れないランプ(こんなの→「
!」)が点灯していた。
車内にあったの取説で確認すると、どうやらバッテリーの寿命を知らせるランプのようだ。
新車購入から4年、すでに70000kmオーバー。たしかにいつ寿命になってもおかしくない。
でも・・・よりによって1/1に!?(^0^;)
正月ということでディーラーはお休みなので、あわててカー用品店をスマホで検索する。
う~んどこもやってない。。。新春初売りは1/2からがほとんどだ。
検索を続けると、豊橋の向山町に一店舗だけ開いているカー用品店があった。
祖母に会に行ったあとはお墓参りに向山霊園に行く予定だったので、方向もバッチリ。
急いで電話をすると在庫も問題なしとのことで、そのままそのカー用品店に直行した。
2時過ぎから交換作業に入り、アイドリングストップ機能の設定もあるため、1時間半くらいかかると言われたので、その間に歩いてお墓まで行き、お墓参りをすました。
しかし・・・4時を過ぎてもいっこうに作業が終わる気配がない。
しびれを切らした僕が、ピット(作業場)まで行き店員さんに聞くと、どうやらアイドリングストップの初期設定がなかなか上手くいかないらしい。
「お待たせして申し訳ありません。」と気まずそうに言う店員さんに、仕方ないか・・・と諦める。
結局作業は5時半までかかり、店内で待っていた時間だけでも2時間以上。何もしていないのになんだか疲れてしまった。
「一年の計は元旦にあり・・・というけどさぁ、正月早々散々だね・・・」僕がそういうと、
「でもさぁ、明後日京都行く途中の高速道路でこんなことになってたら、もっと大変だったんじゃない?先にできて良かったんだよ。」
妻のこの言葉に、「人間万事塞翁が馬」という言葉を思い出す。
たしかに高速道路の渋滞中に、バッテリーが完全に使えなくなっていたとしたら、きっと大変なことになっていたはずだ。
目先の不幸(?)ばかりにとらわれる僕は、妻に諭され、教えられ、反省しかりの2019年の始まりであった。