昨日緑丘校に行く途中、JR岡崎駅横の踏切横で、高校生の男の子がスマホで何か楽しそうに会話をしながら自転車に乗っていた。
最近歩きスマホが問題視されるようになって久しいが、もっと危険な自転車スマホ。
車窓からその光景を眺めながら、あらあら・・・危ないなぁ・・・と思った瞬間、線路の踏切で停車した車が動き出す前をその自転車が横切ったのだ。
「あっ!!」
車のバンパーと触れるか触れないかというところですり抜けた自転車は、何事もなかったかのようにスイスイと走り去っていった。
あのドライバーの方はきっと冷や汗ものだったに違いない。
「まったく近頃の高校生は・・・」
と独り言を言った数秒後、思わず苦笑いをしてしまった。
20ウン年前の今日、高校1年の僕は車にはねられた。
いや、自ら体当たりしたという表現の方が近いのかもしれない(笑)。
高校の友人の藤原君と帰宅途中、坂道を自転車で並走していた。
車道側を走る僕は、T字の坂道をブレーキなしで全力で下ったところで、左カーブの交差点を大回り。
そして左から走ってきた乗用車にはねられたのだ。
イメージ画像(笑)
「!?うそ?」
と思ったのは一瞬、すぐに全身に鈍い痛みを感じた。
はねられた衝撃でメガネがどこかにとんで行き、街灯もなく暗くなにも見えない。
とりあえず頭を打たなかったのが不幸中の幸いだった。
その後救急車で病院に運ばれるが、運良く全身打撲だけで骨一本折れてはいなかった。
事故の現場検証をした担当の警察官からは、「こんな軽傷なのは奇跡としかいいようがない」と言われた。
一歩間違えれば命がなかったような事故だった。
回収された自転車の前輪と後輪が重なっているかようにグチャグチャになっているのを見て改めてゾッとした。
そうなのだ。
近頃の高校生でなくても昔の高校生(僕)も、自転車の乗り方がなってなかった。
夢現塾では自転車スマホはもちろん、音楽を聴きながらの通塾も道路交通法で禁止される以前から禁止している。
「先生、イヤホンはダメだけど、ブルートゥーススピーカーならOK?」
「・・・遊びに行くときは良いんじゃないかな(笑)でも塾に来る時はダメだよ。」
彼はどんな音楽を流しながら自転車に(で)ノっているのだろう。
ちょっと気になるな。