我が家の小6生の一人娘が京都・奈良修学旅行から帰ってきた。複数の仲の良い友達と、それぞれお揃いのキーホルダーを購入したらしく、4000円のお小遣いの余りはほとんどなくなっていた。お揃いのキーホルダーを購入するという行動には「女の子の世界」があるようで、大変だな~と思っていたが、男の子たちも、部活のメンバー内で揃えたり、友達同士で、(二度と使わないだろう)同じ剣を購入したりと、女子に負けていないそうだ(笑)。
班別行動の見学はタクシー移動、男子が大部屋だったため使用できなかったようだが、娘たちは一応「露天風呂付きの部屋」と、なかなか豪華な旅行だったようで、友達と語りながら夢のような時間を過ごせたと言って喜んでいた。豊田市の公立小学校だが、学校ホームページには「速報」という形で、修学旅行中の写真が何枚もアップされ、忙しいであろう先生方のお気遣いに頭が下がる思いにもなった。本当にご苦労様です。
ただし、旅行費用は2万8000円弱と、決して安くない。ネットで調べてみると、全国的に、小学生は1泊2日で3万円以内というのが相場らしい。バスや旅館、タクシーを貸し切り、古き良き日本の名所を巡り学習することは、小6生にとって、きっと有意義なことなのだろう。娘の「旅の栞」には、ガイドさんから聞いた話や学んだことが細かくメモ書きしてあったし、外国人観光客と簡単な会話を交わすことも課題として盛り込まれていたようで、一緒に写した写真もあった。同時に、昔から思っていることなのだが、小学生の修学旅行先を「東京」にしてディズニーランドで思い切り遊び、中学生の行き先を「奈良・京都」にして、寺巡りをしてもよいのではないだろうか。小学生よりは、中学生の方が寺社に対する知識も深いであろうし、北野天満宮で願掛けしたい中3生も多いことだろう。また、外国人観光客との会話によって、英語をより身近に感じ、世界を広げられるであろう。まぁ、修学旅行は、仲間とはしゃいで、買い物して、夜中にいろいろと話す…どこに行っても最高に楽しいだろうが(笑)。
ちょっと気になったので、中学・高校の修学旅行費用についても調べてみた。2013年のデータしか見つからなかったが、中学校平均は、国立:7万2177円、公立:5万6978円、私立:8万287円で、全体平均は6万1952円。高校平均は、国公立:8万7654円、私立:11万3142円で、全体の平均は9万7486円。行き先が海外の場合の平均費用は20万705円となり、最も安い台湾で11万2483円、韓国・中国・マレーシア・シンガポール・ミクロネシアが16万円以内、ハワイになると20万円を超え、オセアニア・欧米は26万円以上と、当然ながら、行き先により費用負担が変わってくる。これ以外にも、事前にパスポートを取得する費用、スーツケースの費用等を考えるとかなり高額となる。ずいぶん大変だ。日本で一番豪華な修学旅行は埼玉県の某私立高校の8泊10日「フランス・イタリア・イギリスの旅」のようだ。費用は書いていなかったが…、確実に30万円を超えるだろう。
そこまでではないが、岡崎市・幸田町内の中学校も、毎年なかなか豪華な旅行のようだ。ヒルトンホテルだの何だのと、結構な高級ホテルに泊まる。ディズニーランドでも、最後のパレードと花火まで見られるというオシャレな学校もある。東京湾のクルーズランチをする学校もある。横浜まで足を運ぶ中学校は、結構な高級店で飲茶ランチにも行く。班別行動では、「食べログ」で調べて、大人でもなかなか行かないようなお店でランチした強者もいる。生徒たちに、「凄いホテルに泊まるんだな~。おいおい、一生涯で泊まる一番良いホテルが修学旅行のホテルってのはなしだぞ~。自分でしっかり稼げるように頑張れよ~」と言うと、笑いながら冗談半分で聞いているが、修学旅行がどんどん高級化している気がする。
僕の修学旅行の一番の思い出は、小中高すべての修学旅行で、長時間の正座と反省文を強いられたことである(苦笑)。
岡崎市の小学校も来月から修学旅行シーズンに突入だ。みんな、楽しんできてね!!
小学生諸君、1番のお土産は、君たちが無事に元気よく帰ってくることだからね。2番目のお土産は、深い意味はないが、僕らは甘いものは大好き…です(笑)。