1学期の期末テストが終わり、およそ2週間が経過した。
各中学とも得点、順位が出揃い、我々教師たちも生徒対応に大忙しの日々が続いている。
ところで・・・
「覚えたはずなのに、頭から出てきませんでした」
この言葉は期末テスト後に幸田校のMくんの口から出てきた言葉。
このような経験は誰にでもきっとあると思うし、僕も何度も経験した。
「もっと記憶力が良ければなあ」と友人を羨んでしまったこともしばしば。
しかし、最近では記憶力の差は才能よりも「覚え方」によって大きく変わることが分かっている。
今回は、科学的に効果が認められている記憶のコツをあれこれ紹介したいと思う。
何か一つでも気になるものがあればせっかくなので実践してほしい。
まず超有名なのが
エビングハウスの忘却曲線。
学んだ内容は時間とともに確実に忘れていくもの。
ところが、
学習した翌日に復習すると記憶の定着率が大幅に上がることが証明されている。
参考にしてほしい数字を紹介。
・1時間後には覚えたはずのことを
50%以上忘れている
・1週間以内に
5分復習すれば記憶は復活する
・復習しなければ
1か月後には覚えたことを忘れてしまう
つまり
「忘れる前に少し思い出す(復習する)」ことが重要なわけだ。
そして意外と重要なのが
睡眠と記憶。
脳は寝ている間に情報を整理し、必要な記憶を定着させることは知っているかな?
学習後にしっかり眠ることは、実は最高の復習になる。
よってテスト前の徹夜は「厳禁」
なぜなら覚えたことを定着させることができないからだ。
また、
感情と記憶には深い関係があることも知られている。
感動したこと、驚いたこと、笑ったことは長く覚えているもの。
勉強内容にも興味や驚きを見つけ、意識的に記憶に残りやすくすることも長期の記憶には役立つぞ。
語呂合わせを自分で作ることもお勧めだ。
そして、近年見直されているのが
手書きの力。
手書きでは文字を選び、形を考えながら書くため、脳がより活発に働くことになる。
単なるパソコン等に文字を入力するよりも深く記憶に刻み込まれやすいと言えるわけだ。
最後におすすめなのが
プロテジェ効果。
人に教えるつもりで学ぶと理解が深まり、実際に説明するとさらに記憶も強化される。
まさに一石二鳥の凄い効果が期待できるぞ。
「誰かに教えられるレベル」を目指すと学習効果は大きく高まること間違いなしだ。
記憶力は生まれつきの能力だけで決まるものではない。
翌日の復習、適切な間隔での反復、十分な睡眠など、科学的に効果が証明された方法を取り入れてみよう!
きっと学習効率が大きく向上するはずだ。
「覚えられない」と悩む前に、まずは覚え方を変えてみることを僕から提案。
脳の仕組みを味方につければ、記憶は今よりずっと強くなるぞ。
最後に受験生へ
「高校受験」は人生に一度きりしかない。
後悔がないように日々を大切に過ごしてほしいな。
すぐ目の前にテストが迫っていないこの時期は!
学校の授業、そして塾の授業をきちんと聞いて理解を深める。
基本に忠実に、当たり前のレベルを上げていこう。