春期講座、小6の国語の授業のことだ。
その日、授業で読んだのは
「危険をかえりみず、知らない世界を見るため恐れず飛び出していく若いサル」と
「危険を恐れ、現状維持のために変わりない生活をおくる大人のサル」の話だった。
私はこの手の話が大好きだ。
「知らない世界を見る」こういう言葉に、好奇心が掻き立てられるからだ。無論、私が「若いサル」のように生きたいという考えを持っているのは言うまでもないだろう。
生徒たちに、
「『若いサル』のような考えで生きていきたい?」と聞いてみると、何人かの子がにこにこと笑顔で手を挙げた。
「いろんな世界を知りたいから」
「自分が知らない世界がたくさんあると思うから」
理由を話す彼らの顔は、不思議なことにとても輝いて見えるのだった。
『好奇心』は人を輝かせる。
『夢を語る顔』や『好きなことを話す顔』はとても美しいとよく言うものだ。
夢現塾の卒業生は間違いなくキラキラしている子が多い。たまに遊びに来ている私の知らない卒業生の方々も、みんなとても輝いている。
『危険をかえりみるな』とは言わないが、
いろんなことに興味を持ち、視野を広げ、好きなことをやる、これが人生を、自分自身を輝かせる法則なのかもしれない。
好奇心は、視野を広げ、意欲を沸かせる元となる。
それは、勉強面でもそうだ。どんなことにでも好奇心を働かせれば、「もっと学びたい」という意欲に変わるもの。
『好奇心あるところに道は開ける。』だ。(笑)
進級した全夢現塾生へ。
もっともっと視野を広げていこう。知らない世界はまだまだたくさんある。教科のことだけじゃなく、人間だって先生だっていろんな人がいる。「こんなこと知らなかったな」「こんな人もいるんだな」と、否定するのではなく、すべてを受け入れていくことで、もっともっと今ある生活、そして人生が楽しくなると思う。
進級した今、すべてが新しく感じる今。抱えきれないぐらいの『好奇心』を胸に、新たな1年の幕を開けていこう!