今年もおかざきっ子展に行ってきた。
小学生から中学生まで、年齢も背景も違う子たちの作品が並ぶ光景は、とても楽しい。
覚悟していくのだけれど、美術博物館に向かってわが子の作品を見ようと道路は大渋滞になっていた。
毎年のことながら、朝から行けばよかったと後悔する瞬間だ。(汗)
「あ、あの子のだ」
塾生の作品を見つけると、思わずニヤリとしてしまう。
色づかい、形の工夫、発想の面白さなど、普段は勉強姿しか見ていないけれど、作品を通して別の一面が見えるのが楽しい。
僕が関わっている生徒だけでも17小学校、12中学校ある。(驚)
生徒の名前を探しながら見ている姿は、ひとつひとつじっくり見回っている美術関係者のように見えるかもしれない。(笑)
上手な作品はもちろん目を引く。でも、苦手でも一生懸命に取り組んだ作品には、別の魅力がある。
丁寧な色塗り、立体的な工夫。
上手・下手ではなく、作品の向こうに子どもたちの気持ちや表情が伝わってくる。
美術が苦手だった僕からすれば、みんなまじめに一生懸命に取り組んでいる姿が目に浮かんで感動していた。
会場は親子連れでにぎわい、あちこちで作品について話す声が聞こえる。
ちょっと照れながら「ここがんばったんだよ!」と子どもたちが誇らしげに自分の表現を見せる様子は、見ているこちらまで嬉しくなる。
塾での勉強ばかりに目が向いてしまう日常の中で、こうした非日常に触れるのは貴重だ。
勉強が得意な子も、創作が得意な子もいる。誰もが違う輝きを持っていると改めて思う時間になる。
気が付けば3時間近く会場にいた。
これだけの規模の展示を企画、準備されている学校の先生方の労力にはいつも頭が下がる。
子ども情報によると、金曜日は授業後に先生方が準備のため会場に向かわれていたそうだ。
毎年こんな素敵なイベントを開催して下さって本当に感謝だ。
芸術の秋を堪能した。
※サムネイルはおかざきっ子展のチラシから引用させていただきました。